手の込んだ料理のイメージが強いスペイン料理ですが、少ない材料で叶う最高のひと皿を発見。それは、作家の「辻仁成」さんが旅先のレストランで出会ったという「スパニッシュじゃがたま」。なんと、やわらかく茹でたじゃがいもの上に揚げ焼きにした目玉焼きをのせるだけ。とろ〜り卵黄がじゃがいもに絡みつき、パプリカパウダーが味の決め手に!とにかく簡単に、お家で本格的なスペインの味が楽しめますよ。
パリからお届け!「辻仁成」さんのレシピ
アーティストであり作家でもある「辻仁成」さん。辻さんのYouTubeチャンネル『TSUJI [2G]』では、トラベル、ミュージックなどの動画と一緒に、「2G cooking」と題していくつかレシピ動画もアップロードされています。今回挑戦した「スパニッシュじゃがたま」は、パリ在住の辻さんと息子さんがスペインのセビリアを旅行した際に入ったレストランの料理を再現したんですって♪
辻さんの旅の思い出「スパニッシュじゃがたま」作ってみた!
【材料】(2〜4人分)
卵…4個
じゃがいも…3個
塩…適量(※今回は、動画を見た目分量でふたつまみほど使用)
長ねぎ(細かく切ったもの)…3cmほど
パプリカパウダー…適量
油…適量(※特に種類の指定がなかったため、今回はオリーブオイルを使用)
※シンプルな材料がゆえ、いつもよりちょっといい材料を用意するのがおすすめとのこと。辻さんは塩に、フランスの塩の華というものを使っていました。同じものはないかもしれませんが、特別な塩を探しに買い物に行くのもまた楽しそうです。
【作り方】
1. じゃがいもの皮を剥き、約1cm幅の輪切りにする。
2. 水を張った鍋の中に1、塩を入れ、火にかける。竹串がスッと入るくらいにやわらかくなるまで茹でる。
3. じゃがいもが茹で上がったらお皿に盛り付け、長ねぎをちらす。
じゃがいもは、なるべく重ならないように広げましょう。特にこだわりがないようであれば、電子レンジ調理をしたら楽かも!?
4. フライパンに多めの油を入れて火にかけ、卵を割り入れ、卵の底面が固まったら弱火にして卵を焼いていく。
目玉焼きは、揚げ焼きで。動画では、油はフライパンの底から0.5cmほど浸っているように見えたのでたっぷり入れました。しかし、卵はMサイズ、26cmのフライパンで0.5cmほど使用すると、すべておいしくいただけたものの、少し多いかもと感じました。卵をLサイズにしたり20cmのフライパンを使用したりすると違うのかも⁉︎お好みで調整してみてください。
5. 目玉焼きが焼けたら3に乗せ、パプリカパウダー、塩を振りかけたら完成。
とろける黄身と香ばしい白身!スパニッシュ目玉焼き
目玉焼きにナイフを入れると、黄身がとろ〜り流れ出す…。黄身の旨味が他の材料を巻きこんで、しっかりとじゃがいもに絡みます。白身部分も揚げ焼きにしているから香ばしさも増し増し。パプリカの風味が一気にスペイン感を出しています。どこかスナックのような味わいも感じさせてるぅ。ほんの少しの長ねぎですが、やはり薬味野菜の効果は絶大。アクセントでありつつも全体をまとめ、料理を完成させてくれます。
シンプルな味付けで、満足感は大。油までおいしい!
味付けはシンプルですが、ホクホクのじゃがいもの濃い味も相まって満足度が高い。じゃがいもをご飯代わりのようにパクパクと食べてしまいます。アレンジとして、粉チーズやパセリをかけても楽しめそう。使用する油が多くて少し不安になりましたが、油も含めておいしいので安心してたっぷり使ってみて!
余ったら他の野菜にもつけて食べてもいいかもしれません。