エイサップ・ロッキーは、友人にセミオートマチック銃を発砲したとして、2件の暴行罪で起訴されていたが、無罪判決を言い渡された。2月18日(以下、現地時間)、ロサンゼルスの裁判所で最初の判決を聞いた彼は、感極まった様子で証人席後ろの柵を乗り越え、傍聴席に座っていたパートナーのリアーナと母親、妹を抱きしめた。そして陪審員に向かい、「命を救ってくれてありがとう。正しい決断をありがとう」と伝えた。有罪を認める代わりに減刑される司法取引を拒否しており、有罪となれば最長で24年の実刑が科せられる可能性があった。
エイサップ・ロッキーは2021年11月、ハリウッドで友人でクリエーター集団「エイサップ・モブ」のメンバーでもあるエイサップ・レリに対し、セミオートマチック銃を発砲したとして重暴行罪2件で起訴されていた。ロッキー側は、事件当時に所持していたのは撮影などに使用される小道具のプロップガンであり、脅迫に備えて所持していたものだと主張。事件はレリが利益を得ようと捏造したものだと訴えていた。
リアーナは1月に開始した裁判にたびたび同行し、ロッキーをサポートしてきたがが、対審最終日となった2月14日にはロッキーとの間にもうけた息子2人を連れて出席。検事が陪審員に対し、リアーナの存在に決断を左右されないよう求める一幕もあった。無罪判決を受け、ロッキーとリアーナはそれぞれインスタグラム・ストーリーで「栄光は神のみのもの! 神の御慈悲に感謝し、謙虚な思いです!」と感謝を綴っている。
Text: Tae Terai
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