正しい詰め方で電気代を節約
値上げが続く電気代は家計への影響も大きく、少しでも節約したいですよね。そんな時に気になるのが冷蔵庫の節電テクニック。今回は、「冷凍庫」に食品を詰める正しい方法についてご紹介します。
冷蔵庫の場合は冷気がまんべんなく行き渡るように、少しゆとりを持って食品を入れるのが基本です。食品がぎっしり詰まっていると冷気の吹き出し口をふさいでしまったり、取り出したいものを探すのに時間がかかって冷気が逃げてしまう原因に。収納量は全体の7割以下に抑えるよう心がけましょう。
冷凍品同士が保冷剤の役割を果たす!?
逆に、冷凍庫は隙間なくぎっしりと食品を詰めるのが正解です。意外に感じますが、その理由は凍った食品同士が保冷材の働きをしてお互いを冷やし合うため。冷凍庫の温度上昇を防ぐことができるので、電気代の節約にもつながります。
冷蔵庫は7割以下でしたが、冷凍庫は8~9割ほど食品を詰めるようにしてください。食品でぎっしり詰められない場合には、保冷剤や小分けにした氷などをすき間に入れてもOK。または、水を入れたペットボトル数本を冷凍室に入れても効率よく全体を冷やせます。ただし、缶ビールや炭酸飲料は凍って破裂することがあるので、冷凍庫には不向き。ペットボトルも、冷凍専用のもの以外は注意が必要です。
冷凍庫は引き出し形式のため、奥の食品が見えづらくなることも。また、食品を積み重ねると取り出したいものを探すのに時間がかかり、冷気が逃げてしまう原因になります。食品は密閉袋などに入れて、立てて収納するのがポイント。収納ケースを入れたり突っ張り棒で仕切りを作ったりするのも、一目で何があるのかわかり、食品が迷子になりにくくなるのでおすすめです。
冷蔵庫や冷凍庫は、使い方によって保冷力や電気代が大きく変わってきます。正しい使い方をマスターして、節電に役立ててくださいね。
(LASISA編集部)