娘が1歳のころ「生計の足しになればいいな」と思い、始めた在宅ワーク。最初はお小遣い程度の稼ぎだったものの、娘が幼稚園に通う年齢になるころにはしっかりと稼げるようになりました。ママ友にも「在宅ワークって理想の働き方!」とうらやましがられるほどに。しかし、娘にショックなひと言を告げられてしまったのです。
仕事量を増やして生計の足しにしたい! けれども……
娘がまだ1歳だったころ、在宅でWebライターのお仕事を始めた私。日中は娘の相手をして、娘が眠っているお昼寝タイムや夜の間に執筆する生活を送っていました。仕事が順調になると、もっと稼いで生計の足しにしたいと思うようになり、趣味だったイラストを少しずつSNSにアップ。イラストレーターとしての仕事もスタートしました。
しかし、仕事が増える反面、だんだんと育児との両立を難しく感じるように。そのうち「ママお仕事だから許してね〜」と言って、娘にひとり遊びをしてもらう時間が増えてしまったのです。娘は「はーい」と言って静かに遊んでいたため、私は日中も仕事をするようになりました。そんな生活を続ける中、娘は幼稚園に入園。日中は家に娘がいないため、私も仕事量をさらに増やすことに決めました。
ところがある日、娘を幼稚園へお迎えに行ったとき、ショックな出来事が発生。ママ友たちとお仕事の話になり、在宅ワークのことを伝えると「いいな~! 理想的!」と言われました。しかし娘は、「ママがおうちで仕事しているのは嫌! 全然遊んでくれないんだもん!」という言葉が。娘が不満に思っていたことを初めて知り、今まで我慢させていたことを深く反省。
その後は仕事量を調整し、幼稚園の帰りには公園で一緒に遊ぶなど、娘との時間を作ることを心がけました。娘からは「ママいつも遊んでくれてありがとう!」と、うれしい言葉も。仕事も大切ですが、幼い娘との時間は今しかないので大切にしなければ、と痛感した出来事でした。
著者:安藤みな/女性・イラストレーター兼ライター。幼稚園児を育てる1児のママ。イラストレーター兼Webライターとして、フリーランスで活動中。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
ベビーカレンダー編集部