離婚問題の情報提供メディア「ツナグ離婚弁護士」を運営しているClamppy(東京都中央区)が、「離婚」に関する調査を実施。その結果を公開しています。今回は「女性側」の意見を紹介します。
調査は2025年1月20日から2月3日、全国の共働き夫婦、過去に共働きを経験したことがある男女260人を対象に、インターネットで実施されました。
「少しずつ不満がたまった」という声も
女性に「共働きをしていて不満に思うこと」について聞いたところ、「私の負担が多い(家事)」が28.2%と最多に。次いで「私の負担が多い(育児)」(18.2%)、「家計管理のストレス」(11.0%)という結果になりました。
共働きをしていて離婚した男女に理由を質問すると、最も多かったのが「性格の不一致」で10.3%でした。次いで「愛情の薄れ」(9.0%)、「精神的な暴力(暴言・モラハラなど)」(8.5%)という結果になりました。
女性側の体験談を聞くと「もともとお互いが働いている中で結婚し、そのまま継続して働いていました。そのことはお互いが望むことではありましたが、やはり一緒に生活となると、どうしても家事などは平等にいきませんでした。帰宅時間の早い私が負担することが多く、少しずつ不満がたまっていき、一緒に暮らす意味に疑問を持ち始めました」(40代)、「共働きではあったが、向こうはかなり収入が低く、そのすべてを自分のお小遣いに使ってしまうようになりもめました。結婚前と話や約束が違う、という問題が次々と出てきたので、離婚するなら早い方がいいと思い別れました」(40代)、「旦那が仕事のストレスで物を投げつけたり八つ当たりしてくるようになり、ついには私に包丁を突き付けてくるまでになった。毎日旦那の暴力におびえながら生活していた。私の両親が家に離婚届を持ってきて話し合い、すぐにその場で判を押し、翌日届けを出した」(40代)といった声があったとのことです。
調査結果を受け、同社は「共働きをしていても妻の家事負担が大きいことに不満を感じている人がいます。帰宅時間が早いなど、家にいる時間が多い方に家事の負担が偏るのは仕方ないのかもしれませんが、不公平感を払拭できなかったのが離婚のきっかけだと思われます」とコメントをしています。
オトナンサー編集部