先月末コペンハーゲンでキックオフし、今月ニューヨークで本格的に盛り上がり始めた2025-26年秋冬コレクション。巧みなレイヤード術や主役級のアウターなど、ストリートでは例年通り、気鋭のファッショニスタたちによる華やかな冬のスタイルが見られたが、今季はアクセサリー事情に変化が。ジュエリーやバッグを凌いで、カラータイツや柄ソックスがアクセントを効かせるコーデが際立ったのだ。
寒さ対策アイテムとしてのイメージが強いタイツだが、ビビッドな色合いのものは、一点投入するだけで瞬時にコーデを格上げしてくれる。そして上からフリルや柄物のソックスを重ね履きすれば、防寒性とファッション性がさらにアップ。足もとから個性を前面に押し出した、この時期にぴったりなルックが完成する。
タイツやソックスをアクセントに用いたルックは、ショーでも相次いで登場。サンディー リアング(SANDY LIANG)はフリルスカートをドット柄のレギンスと合わせ、アナ スイ(ANNA SUI)はニットやミニスカートにストライプのニーハイソックスをマッチ。ランウェイとストリートの両方で存在感を示している時点で、トレンドが本格化する兆しを感じる。来るロンドン、ミラノ、パリのファッションウィークでも、色とりどりのレッグウェアがお目見えになるのだろうか。コレクションと併せて、流行の行方にも注目したい。
Text: Christian Allaire Adaptation: Anzu Kawano
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