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【MLB】「菅野智之は生粋のプロフェッショナル」初ブルペン投球を首脳陣が絶賛 変化球交えて35球、抜群のコントロールを披露

  • 2025.2.19
オリオールズの菅野智之(C)ロイター
SPREAD : オリオールズの菅野智之(C)ロイター

巨人からフリーエージェント(FA)でオリオールズに移籍した菅野智之投手が18日(日本時間19日)、キャンプインしてから初めてブルペンで投球練習を行った。計35球を投じた右腕に対して、ブランドン・ハイド監督ら見守った首脳陣からは称賛の声があがった。

■投手コーチ「あと数日で完全に慣れる」

初ブルペンの様子

15日(同16日)にキャンプ地フロリダ州サラソタに入った菅野が、この日初めてブルペン入り。フォーシームのほかカッター、スプリッター、シンカー、カーブなど変化球も交えて35球。その正確無比のコントロールに首脳陣もうなった。
投球練習を見守ったドリュー・フレンチ投手コーチは「FA市場で彼を精査し始めた時にスカウトから聞いた通りの内容だった。我々は高く評価している。80グレードのコマンド(エリートレベルの制球力)を発揮すると思う。本当に素晴らしい。確実にホームプレートの両サイドに投げ分け、横の駆け引きを理解し、どのように球種を組み合わせればいいかも分かっている。実際に彼が仕事をしている姿を生で見られて良かったよ」と称賛した。
さらに同コーチは「スガノは生粋のプロフェッショナルだ」と話し、「18時間のフライトなんて、私は今まで経験したことがない。同じような感覚を想像しようとしても難しいが、まずはルーティンを確立することが大事だ。彼はクラブハウスや環境、天候など様々なことに適応しなければならない状況だが、ここまで本当にうまくやっている。あと数日もすれば完全に慣れて、問題なくプレーできると思う」と話し、対応力に太鼓判を押した。

■「ベテラン扱い」調整プランも一任

また、ハイド監督も「非常に順調だと思うよ。彼は長いフライトを終えたばかりだから、まずはリラックスしてほしい。今はちょうど環境に慣れているところだ」とコメント。その上で「ベテランのように扱うつもりだ」とし、調整に関しても任せる方針だと明かした。
菅野は先発ローテーションの最後尾を任されると予想されているが、この点について同監督は「春季キャンプには春季キャンプの意味がある。まずはこちらの環境に慣れてもらうことが大事だ。チームや捕手たちと親しんでもらうことが目的なんだ。関係性はこれから築かれ、さらに深まっていくと思う」とし、ローテ決定はまだ先になるとした。
菅野は練習後、「ある程度、自分のボールも投げられたし、コントロールできていたんで、そこは良かった」と振り返った。

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