MLB公式サイトは17日(日本時間18日)、「各チームの2025年予想トップ選手」と題した記事を公開。米データサイト『ファングラフス』の成績予想システム「Steamer」が算出した各球団の勝利貢献度「WAR(Wins Above Replacement)」トップ選手を公開している。
ドジャースで首位に名を連ねたのが大谷翔平投手。今季は二刀流として復活も期待されるMVP選手が各球団のスターをしのぐ数値を記録している。
■各球団のトップ選手を予想
MLB公式のトーマス・ハリガン記者が掲載した記事では「優勝候補のエリートから再建中のチームまで、必見の選手がいる」と記した上で、「2025年の各球団のトップは誰になるのだろうか?」とそれぞれのチームのトップ選手を予想している。
ドジャースでノミネートしたのが大谷で、予想された7.8WARは、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(7.4WAR)やロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手(6.9WAR)、オリオールズのガナー・ヘンダーソン内野手(6.7WAR)などのスター選手を上回り、堂々のメジャートップに君臨している。
記事内では「オオタニはフリーエージェントで7年総額10億ドルの契約を結び、ドジャースでの在籍期間を華々しくスタートさせ、野球史上最高の選手としての功績にさらに磨きをかけている」と二冠王と「50-50(50本塁打50盗塁)」を達成するなど記録的な移籍1年目を過ごしたと振り返る。
さらに、昨シーズンにDH専念ながらナ・リーグ首位の9.1WARを記録したことに触れつつ、「5月に二刀流として復帰予定のオオタニは、どの選手よりも高いWARの合計値の予想をもって開幕を迎える」と言及。投手としての活躍も加味すれば、メジャー首位の数値も十分可能だと見立てている。
なお、ほかにもヤンキースからメッツに移籍したフアン・ソト外野手やマリナーズのフリオ・ロドリゲス外野手、パドレスのフェルナンド・タティスJr.外野手など各球団のスター選手が名を連ねている。そんななかで、大谷が期待に応えて二刀流復活を印象付けられるのか。