誰もが日常の中で感情を大きく動かされる場面はあるでしょう。そんな時でも、大人であれば自身の感情をコントロールすることが要求されます。あなたは、どんな場面で自分の感情を抑えようとするでしょうか?今回は選択肢から、あなたが「感情を抑えがちな場面」を探ってみたいと思います。絵の女性は、どうして泣いていると思いますか?直感でお答えください。
どうして泣いていると思いますか? 直感でお答えください。
1.上司に怒られた
2.失恋をした
3.感動する映画を観た
4.友達に悩みを打ち明けた
1.上司に怒られたを選んだ人は「悔しさや不満を感じる場面」
「上司に怒られた」を選んだあなたは、悔しさや不満を感じる場面で、感情を抑えがちになるのではないでしょうか。あなたは本当は納得できないことがあっても、職場の環境や上下関係を考え、自分の感情を表に出すことを控える傾向があるようです。怒られたことに対する反論や疑問があっても、グッと飲み込んでしまうことが多いのかもしれません。
あなたは、責任感が強く、周囲の期待に応えようと努力するのではないでしょうか。そのため、自分の意見を主張するよりも「怒られた自分が悪い」と考えてしまうことがあるかもしれません。しかし、理不尽な指摘や納得できない叱責をただ受け入れるだけでは、ストレスが積み重なり、モチベーションの低下に繋がってしまうでしょう。
ときには信頼できる同僚や友人に気持ちを話したり、自分なりのストレス発散方法を見つけたりすることが大切かもしれません。我慢しすぎず、工夫して自分の意見を伝える訓練をすることで、ストレスを軽減することができるでしょう。
2.失恋をしたを選んだ人は「悲しさや寂しさを感じる場面」
「失恋をした」を選んだあなたは、悲しみや寂しさを感じる場面で感情を抑えがちになるのではないでしょうか。あなたは人に弱みを見せることが苦手で、何か辛いことがあっても、一人で抱え込んでしまう傾向があるようです。「もう大丈夫」と自分に言い聞かせながらも、心の奥では整理しきれない感情が残っていることがありそうです。
あなたは、周囲に迷惑をかけたくないという思いや、強くなければならないという意識が強いようです。そのため、辛い気持ちを誰かに頼ることなく、自分だけで乗り越えようとすることが多いのかもしれません。しかし、その無理に頑張ることで、より心を疲れさせ、回復までに時間がかかる原因となるかもしれません。
誰かに相談することに抵抗を感じる場合は、日記を書いたりすると良いかもしれません。気持ちを整理するためにも、感情を抑えず、自分の気持ちに素直に吐き出すことで、冷静さを取り戻すきっかけとなるでしょう。
3.感動する映画を観たを選んだ人は「感動や喜びを感じる場面」
「感動する映画を観た」を選んだあなたは、感動や喜びを感じる場面で感情を抑えがちになるのではないでしょうか。あなたは、普段から冷静に振る舞うことが多く、感情を表に出すのが苦手な傾向があるようです。嬉しいことがあっても、素直に感情をあらわせずに、感情を抑えてしまうことが多いのかもしれません。
あなたは、理性的に振る舞うことを重要視しており、周囲の目をきにすることが多いのではないでしょうか。そのため、感情を大きく揺さぶられることがあっても、喜びや感動も控えめに表現する傾向があるのでしょう。しかし、共に過ごす相手は、あなたがどのような人物かを判断することが難しく、「楽しいと感じているのだろうか」と不安に思うことがあるかもしれません。
感動したことを不器用ながらも、言葉にして表現することを意識してみると良いでしょう。感情を出すことは決して悪いことではありません。特にポジティブな感情表出は、相手も喜んでくれることが多いでしょう。
4.友達に悩みを打ち明けたを選んだ人は「怒りや苛立ちを感じる場面」
「友達に悩みを打ち明けた」を選んだあなたは、怒りや苛立ちを感じる場面で感情を抑えがちになるのではないでしょうか。あなたは悩みを打ち明けることができる一方で、自分の本心をなかなか伝えられない傾向があるようです。相手を傷つけたくないという思いや、場の空気を乱したくないという考えが、その要因かもしれません。
あなたは、周囲との調和を大切にする優しい性格の持ち主のようです。争いを避けようとする傾向があり、自分の中に溜まった怒りや苛立ちをうまく表現できず、結果としてモヤモヤが続いてしまうことがあるでしょう。相手を気遣うことは素晴らしいことですが、抑えすぎるとストレスが強くなり、人間関係がぎこちないものになってしまうでしょう。。
ときには、自分がどう思っているのかも表現してみましょう。意見を伝えることは決してわがままではなく、より深い信頼関係を築くために必要なステップと言えるでしょう。少しずつでも、自分の感情を素直に表に出していけるよう心がけてみましょう。
ライター:yuuji
公認心理師・言語聴覚士。大学院修士号取得。研究活動を行いながら、臨床に従事しており、15年間コミュニケーションを通してクライエントの心理面と向き合っている。