ベーコンは焼いたときに丸まりやすいので、焼くと小さくなりがちな食材ですよね。
なので、焼きあがった時に「なんか想像と完成が違うかも?」と感じられることがあります。
今回紹介するのは、大きさが小さくなったのではなく、“本体が半分消えかけている”ベーコンです。
この写真が海外のSNSに投稿されると、原因を解説するコメントや見えるようで見えないベーコンに対するジョークのコメントが寄せられました。
ベーコンは消えたわけではないのに
ベーコンを焼いたら半透明になった。
アメリカ合衆国の掲示板型ソーシャルニュースサイト「Reddit」に、半透明になったベーコンの写真が投稿されました。油をフライパンに引いた跡にも見えるのですが、これはよく見ると1切れの長いベーコンであったことが分かります。
写真に対して、理由の説明や皮肉が効いたジョークの反応がありました。
実際の一部のコメントを紹介します。
ベーコンは脂身だらけ
ベーコンが消えたのはほぼ脂だったのと紙みたいに薄く切ったからだね。
薄く切り過ぎたから、脂身の部分だけで肉の部分がないね。そして曲がった線のような形になっている。
こんなの見たら天国にいる豚さんが悲しむよ。
このベーコンは99%脂身だね。
化学の視点から解説!
理由はいくつかあるよ。
脂身と熱が組み合わさった結果こうなるんだけど、ベーコンが薄いほどベーコンがフライパンにくっつきやすくなる。それで目の錯覚でベーコンがより透明っぽく見えるよ。
さらにベーコンの脂は基本的に中性脂肪で、ゆっくりと加熱されると組織が壊れてより光を通しやすくなるんだ。それでより半透明に見える。これは脂身に混じりけがなくてタンパク質と結合組織が少ないときに起こりやすい。
ベーコンの脂は液体になりつつあるんだけど、まだ完全には液体になってないね。
料理は化学だ。
Youtuberが実験済み!
Youtuberがあえて透明のベーコンを作る企画をしてたのを見たことがある。
時間はかかったのだけど、最後に出来上がったのはカリカリしたベーコン味のゼラチンの膜だったよ。
何にも見えませんよ(すっとぼけ)
写真にベーコンなんて見えないのだが。
脂身の多いベーコンは消えやすい
コメントにより、脂身の多いベーコンは焼いたときに透明に変色しやすいことが分かりました。
スーパーで売られているベーコンは一定の厚さがあるので滅多に起こらない現象ですが、肉屋で薄く切ってもらうようなベーコンや質にばらつきがあるようなベーコンだと起こりやすいそうです。
投稿者さんいわく、味はそのままベーコンの味がするそうですが、透明なのに味がする感覚はなんとも不思議ですね。
出典:Reddit(My bacon turned translucent)
取材協力: sspoopyさん(https://www.reddit.com/user/sspoopy/)