芸歴が長くなると、自然と後輩たちから敬語で話しかけられるようになりますが、その一方で「もう敬語はやめましょう」と言われる立場になることもあります。しかし、どれだけ打ち解けても、どれだけ後輩にお願いされても、絶対に敬語を崩さない芸人がいます。
2025年3月14日放送のフジテレビ系『酒のツマミになる話』で、その“異様なまでの丁寧さ”が話題に。司会を務める千鳥・大悟さんが、“頼んでも敬語をやめてくれない先輩芸人”として、ある人物の名前を実名で明かしました。
その相手とは一体誰だったのでしょうか?
千鳥が明かした、絶対に敬語をやめてくれない先輩お笑い芸人とは?
さてここでクイズです!
千鳥が明かした、絶対に敬語をやめてくれない先輩お笑い芸人とは?
ヒント…
①初対面でもあだ名で呼ばれると、実はちょっとうれしい芸人
②丁寧すぎて“草野仁さんみたい”と例えられることも
「ワシ、何回も言うたのに…」
答えは…バカリズムさんです!
番組内で、ゲスト出演していたバカリズムさんに対し、千鳥・大悟さんが明かしたのは「何度お願いしても、絶対に敬語を崩してくれない」という悩みでした。
大悟さんはこれまで何度もバカリズムさんに対し、「先輩なんですから敬語を使わないでください」とお願いしてきたそうです。さらに、「次からため口で行くのは恥ずかしくないタイミングですよ」と、わざわざ“敬語卒業の許可”まで出したとのこと。
ところが、満を持して迎えたそのあとのやり取りでも、バカリズムさんは「今日はありがとうございました」とあくまで丁寧な口調。スタジオからは笑いが起き、大悟さんも「ワシ、何回も言うたのに…」と嘆いていました。
「さすがにやめてください」
さらに、芸歴が大きく離れた3時のヒロイン・福田麻貴さんなどの後輩にも、変わらず敬語で接しているそうで、「ちょっと怖い」と言われることもあるとのこと。しかし、バカリズムさんは「全然、全然。壁とかないんです」「草野仁さんみたいな感じです。敬意です」と、あくまでリスペクトの姿勢から来る敬語であると語っていました。
そんななかで唯一、敬語を“崩すきっかけ”となったのが、霜降り明星・粗品さん。電話でのやり取りの際に「さすがにやめてください」と言われたことがあり、「ちゃんと言われたから、ふわっとタメ口にしてる」と明かしました。これには大悟さんも「ワシも言うたけどなぁ…」と、納得のいかない表情でスタジオの笑いを誘いました。
エピソードを知るとより好きになるかも
バカリズムさんの“絶対に敬語をやめない”姿勢は、一見すると距離を取っているようにも見えますが、その根底には深いリスペクトや気遣いがあるようです。“ため口でこられるのが急すぎて逆に戸惑う”という感覚は、繊細で誠実な人柄を物語っているともいえるでしょう。
丁寧すぎてときに“草野仁さん級”とも評されるそのスタイルに、今後も多くの芸人たちが“敬語の壁”を乗り越えようと奮闘し続けるかもしれませんね!