1. トップ
  2. 高杉真宙、清水尋也、美山加恋らがピリつく受験生役演じた長澤まさみ主演作<高校入試>

高杉真宙、清水尋也、美山加恋らがピリつく受験生役演じた長澤まさみ主演作<高校入試>

  • 2025.2.17
「高校入試」 (C)フジテレビ

【写真】菊池風磨、憧れの長澤まさみと対面し大照れ

まさに今、入学試験シーズン真っただ中。一途に勉強を続けてきた生徒やその親にとって人生がかかっている“受験日”を題材にしたミステリードラマが、今から13年前の2012年10月期に放送された。長澤まさみ主演の「高校入試」(2012年、フジテレビ系)である。地元で一番優秀な生徒が入学できる県立高校が舞台。しかし、今見ると生徒たちの持ち物はスマホではなく携帯電話であり、SNSの走りのような匿名記入ができるネットの「裏掲示板」を使った悪さによって話が進んでいく。ほんの少し昔の、まだまだ起こり得るリアリティーのある世界観にドキドキしてみては。2月18日(火)まで無料配信中の第3・4話を紹介する。 (以下、ネタバレが含まれます)

入試が始まった教室で全員の携帯電話が回収される

今作は「告白」や「Nのために」などヒット小説を生んだ湊かなえ脚本のオリジナルドラマ。入試を目前に控えた県立高校を舞台に、新任教師の春山杏子(長澤まさみ)をはじめ、誰が犯人なのかわからない事件が連鎖していくミステリー。現在FOD・TVerでは「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」キャンペーンを開催中で、3月17日(月)まで第1~3話が無料公開されているほか、順次全話を無料配信している。

第3話で、入試当日を迎えた一高。受験生が続々と校内へと入ってくる。杏子や相田(中尾明慶)、坂本(高橋ひとみ)は、体育館で受験生を番号順に並ばせている。体育館には、余裕の表情で周囲を見渡す淳一(柾木玲弥)、メールを打つ麻美(美山加恋)、顔色があまり良くない翔太(清水尋也)、翔太をちらちらと見ている良隆(高杉真宙)など、さまざまな生徒たちの姿があった。

一方、試験会場となる2年B組の教室では、水野(阪田マサノブ)と村井(篠田光亮)が試験の注意事項の紙を黒板にはったり、携帯電話回収袋を用意したりと、準備作業をしている。今回の入試から用意された携帯電話回収袋を見て、水野は「もっと早くからこうしておけばよかったんだ」と呟いた。毎年、入試中の携帯電話には悩まされていたからだ。

8時30分になり、杏子らは受験生たちを試験会場へと誘導する。2年B組の教室では、水野が受験生たちに入試に関する注意事項の説明を始めた。麻美は試験期間中、携帯が回収されることを知り、うろたえてしまう。そして、村井が順に携帯を回収し始める。

何者かによって入試関連情報を流されるサイトが見つかる

続く第4話。昼休みになり、杏子ら教師たちは職員室に集まる。みどり(南沢奈央)が発見した「入試をぶっつぶせ!」という予告や試験問題が書き込まれたサイトについて、教師らはさまざまな推測をする。そこへ荻野(斉木しげる)と教頭の上条(清水一彰)が現れ校長からの伝言として、サイトに関しては一高の入試とは無関係と判断した旨を伝える。教頭のその発言に教師たちは不満を抱く。

教頭たちが去り、相田が弁当を食べていると携帯にメールが届いた。相田は慌てて職員室を飛び出してバレー部部室に向かう。待ち受けていたのは、中学校のセーラー服を着た衣里奈(山崎紘菜)だった。今日が誕生日の衣里奈は、相田に会いたくて、受験生のふりをして学校に忍び込んだのだ。そして午後になり、理科の試験が始まった。職員室待機担当のみどりが職員室に向かうと、そこには見慣れない男の姿があった。

不穏な事件が各方面で同時多発する第3・4話。試験中の携帯電話は全員回収なのに預けない生徒がいたり、試験日当日まで書き込みがやまない学校の裏サイトだったり、教師と恋愛中の在校生の侵入だったりと、真面目に入試を迎えた生徒たちにとってはどれもこれも迷惑な話ばかり。ドラマは時代を切り取る鏡のような存在。当時の学校や入試を取り巻く問題が集約されているような描写が続く。一番厄介な、裏で「入試をぶっつぶせ!」と計画する者の存在がまだ明かされていないため、先の展開も気になってしまう。

元記事で読む
の記事をもっとみる