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【山口湯田温泉】時空を超え幕末維新の志士に出会う宿「松田屋ホテル」ー前編ー

  • 2025.3.8

日本の礎を築いた志士の痕跡に魅せられて 「松田屋ホテル」を訪ねる

皆さんこんにちは、リビング広島web特派員の「あしたばスタッフ☆」です。

今回は山口県の湯田温泉、今もなお幕末・明治維新を身近に感じることのできる「松田屋ホテル」をご紹介致します。

出典:リビング広島Web

松田屋ホテル

松田屋ホテルの門をくぐれば 瞬く間に幕末にタイムスリップ

松田屋さんは、創業1675年、国内屈指の300年以上も続く歴史あるお宿として有名です。

特に、山口・・・長州と言えば吉田松陰先生や門下生を輩出。

そんな歴史に名を馳せる幕末維新の志士に縁の深い宿として松田屋ホテルでは、史跡の見学や利用をすることができます。

資料館でガラスの向こうに展示された物とは違い、史跡を身近に感じ、それはまるで幕末にタイムスリップしたかのような錯覚さへ覚えます。

歴史好きはもちろんのこと、そうでない方であっても、心トキメクこと間違いなしです!

江戸時代から歴史を見続けてきた 回遊式日本庭園にて

松田屋ホテルの回遊式日本庭園は、国の登録記念物(文化財)に指定されています。

江戸中期に作庭され色々な歴史を垣間見てきた庭園は、大正初期には山縣有朋元総理の支援で庭師の小川治兵衛により今の形に整えられたとされています。日々、庭師さんたちにより手際良く整えられ、今の姿を保っています。

出典:リビング広島Web

松田屋ホテル庭園

ちなみに、松田屋ホテル内の売店では鯉のえさを頂くことができ、優雅なえさやり体験は大人も子どもも大喜び。

湯田温泉のお湯を引いているので、錦鯉の発色も良く、冬でも快活に動き回り沢山餌を食べます♪

出典:リビング広島Web

鯉の餌やり

冬の夕暮れ時には、池から立ち昇る湯気で何とも言えない幻想的な雰囲気に包まれます・・・・

出典:リビング広島Web

日本の夜明けを熱く語り合った会見所

この庭園に佇む、歴史を証明する史跡の一つが、西郷隆盛氏・大久保利通氏・木戸孝允氏らが薩長同盟について話し合いを行った会見所です。薩長同盟や討幕について会談がされていたのでしょうか・・・・

幕末・明治維新の偉業を成し遂げた名だたる志士たちが集い語りあったこの場所を観賞していると、まるで当時にタイムスリップし一員になったかのような気持ちになれます。

出典:リビング広島Web

松田屋ホテル志士会見所

明治維新資料室の楓には

明治維新資料室では、山口を代表する吉田松陰先生など、貴重な資料が多数展示されています。

出典:リビング広島Web

松田屋 歴史資料館

中には、高杉晋作氏が「国家に盡すのときなり」と刻んだ楓が拝見できます。

出典:リビング広島Web

高杉晋作の木

出典:リビング広島Web

今もなお現存する 坂本龍馬たちが浸かった湯舟

江戸末期1860年につくられた湯舟・・・御影石のおかげで今もなお現存しています。

長州・薩摩・土佐の勤皇の志士。高杉晋作氏・木戸孝允氏・西郷隆盛氏・大久保利通氏・伊藤博文氏・大村益次郎氏・山県有朋氏・井上馨氏、そして坂本龍馬氏らが倒幕など密議をしたときに浸かったと伝わっている温泉とのこと。思いを熱く語り、疲れを癒した湯舟は、大変貴重な歴史的文化財です。

宿泊すると、この「維新の湯」に実際に入浴することも叶います。

 

出典:リビング広島Web

坂本龍馬のお風呂

赤間硯や萩焼など山口を代表する 工芸の展示

大内塗や赤間硯、萩焼など山口の伝統工芸を鑑賞できます。また、売店では、お土産として購入することもできます。

出典:リビング広島Web

山口県指定無形文化遺産である赤間硯。硯師の方々が減りゆく中・・・書をしたためるには大変よい硯で、あしたばスタッフ☆も愛用しております。

1192年に鶴岡八幡宮に奉納されたともいわれており、起源は室町時代ともいわれているようです。

硯の原石に、この地方で採石される赤間石を用い、赤味を帯びた赤色頁岩で、眼のような丸い斑紋の美しい模様も特徴とされています。雑踏の中、日本の忘れ去りつつある文化の素晴らしさに目を向ける機会にされてみてはいかがでしょう?

出典:リビング広島Web

赤間硯

萩焼は山口県の萩市一帯で焼かれる陶器です。歴史は古く、約400年ほど前の豊臣秀吉公による朝鮮出兵まで遡ります。 茶の湯が重宝された時代、毛利輝元公が朝鮮半島に渡った際に、現地の陶工を伴って帰国。 萩に窯を開かせたのが発祥とされています。

山口市や長門市(深川萩)にも窯元があり、 古くから「一楽二萩三唐津」と謳われるほどの茶人好みの器。

出典:リビング広島Web

萩焼 茶器

史跡や伝統工芸など、本当に見どころがいっぱいです。

ガラスの向こうに展示されている者とは違い、ここでは重要な史跡等を身近に感じることができるため、まさにタイムスリップして幕末維新の志士たちと同じ空間にいるそんな気持ちになれる場所ではないでしょうか?

雑踏を離れ、坂本龍馬氏の「世の人は我を何とも言わば言え、我が成す事は我のみぞ知る」・・・・そんな声を感じ、自分と向き合う時間にされてみてもよいのかもしれません。

さて、次回は松田屋ホテル憧れの本館宿泊についてお届けしたいと思います。

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