冬が旬の大根。おでんやスープなど煮物に使うことが多いのですが、カレーレシピをYouTubeの料理系チャンネル『わいドットの料理研究チャンネル』で発見!カレーと言えば玉ねぎ、じゃがいも、にんじんが王道。それが「大根カレー」に使うのは大根、玉ねぎ、カットトマトですって。玉ねぎとカットトマトはルウに溶け込むので実質、大根がメイン。ジューシー&ホクホク食感がカレーに合うとのことで、作ってみます♪
スーパー店員が料理を教える『わいドットの料理研究チャンネル』
曰く“八百屋のまかない飯“だという「大根カレー」を見つけたのは、登録者数約1.2万人のYouTubeの料理系チャンネル『わいドットの料理研究チャンネル』。投稿者さんは、20年以上食料品販売に携わり、現在はスーパーマーケットにお勤めという方です。
再生リストを見てみると、“八百屋直伝“というレシピが多数。青果を扱う部署に関わりが深いのかなという印象を受けました。豊富にそろう野菜や果物のレシピは、どれも簡単に作れそうなものばかりでしたよ。
今回作ってみる「大根カレー」は、大根がカレーにとてもよく合うので、作ってみて!とおすすめしていました。
カレーの具は玉ねぎ、じゃがいも、にんじんが定番。大根を入れて作ろうという発想はありませんでしたが、ジューシーでホクホクに仕上がると聞き、興味津々。
大根と玉ねぎをレンチンして具材を順番に炒め、炒まった具から煮込んでいけば30分で作れるそう。大根をカレーに入れたことがないので、やってみます♪
大根と玉ねぎのレンチンで時短が叶う!「大根カレー」を作ってみた
お肉は牛、豚を問いませんが、脂身が多い薄切り肉をご用意くださいね。
【材料】(4皿分)
大根…300g ※今回は15cm使用
玉ねぎ…1個(200g)
薄切り肉…200g ※今回は豚バラ薄切り肉を使用
カットトマト缶…1缶
赤ワイン…200ml
ジンジャーエール…200ml
カレールウ…1/2箱分 ※今回は中辛を使用
蜂蜜…大さじ1
砂糖…大さじ1
炒め油…大さじ1 ※今回はサラダ油を使用
ご飯…適量
オリジナルレシピでは、ジャワカレーの辛口を使っていましたが、今回は違うルウの中辛を用意しました。
【作り方】
1. ピーラーで皮を剥いた大根を縦4等分にカットし、ひと口サイズの乱切りにします。剥いた皮も、細かく刻みます。
大根は火が通りやすいよう、あまり大きくならないように切ります。剥いた皮もカレーに加えるので、細かく刻んでおきましょう。
2. 耐熱容器に大根を入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で5分加熱します。
時短で作れるように、電子レンジで加熱しておくのがポイントです。加熱後の大根は、カレーを作る鍋に入れておいてくださいね。
3. 玉ねぎを薄切りにして耐熱容器に入れ、手でほぐします。砂糖をよく混ぜてからラップをかけ、電子レンジ(600W)で3分加熱します。
動画で砂糖を加える理由を語っていませんでしたが、炒めた時、早く焼き色が付くように砂糖を加えるのかなと思いました。
玉ねぎも早く炒まるように、電子レンジ(600W)で3分加熱。加熱後の玉ねぎはフライパンで炒めるので、ラップを外して水分を飛ばしておきました。
動画では玉ねぎをレンチンしている間に、4の工程を同時に進めていましたが、今回は初めて作るので順番に作ります。
4. フライパンに油を引き、中火で熱し、5分ほどお肉を炒めます。2で大根を入れた鍋に炒めた豚肉とトマト缶を入れ、弱火で煮込みます。
今回は、脂身が多い豚バラ肉で作るので、フッ素樹脂加工のフライパンを使い、油は引かず。8分ほどかけてお肉を炒め、焼き色を付けました。炒めている間に脂がたくさん出たので、キッチンペーパーで4回も脂を吸い取ることに。
炒め終わったら、大根が入っている鍋に豚肉を入れます。本当はここで、鍋にトマト缶も加え、弱めの中火で大根を先に煮込む手順でしたが…。すっかり忘れてしまい、豚肉だけを鍋に入れ、そのまま放置してしまいました。
5. お肉を取り出したフライパンに3の玉ねぎを入れ、水分を飛ばすようにしながら、中火で5分ほど炒めます。炒め終えた玉ねぎを4の鍋に加え、煮込みます。
レンチンした玉ねぎは水分が出ているので、最初は触らずに焼き、焼き色が付いてから、混ぜながら炒めます。焦げ色が付くくらいまで、しっかりと炒めるのがポイントです。
8分ほど炒めると、茶色に。砂糖を加えてレンチンしたことで、短時間で炒まった印象です♪
…と、ここで本来なら、トマトで大根と豚肉を煮ている鍋に、炒めた玉ねぎも加える手順。ですが、うっかりしてしまい、今回は火が付いていない鍋に入れただけ、となってしまいました。
6. 玉ねぎを炒めた後のフライパンを中火で熱し、赤ワインを沸騰させてアルコールを飛ばします。
ふつふつとした状態で2分くらい加熱し、アルコールを飛ばしました。
7. 5の鍋に6、ジンジャーエール、1の大根の皮を加えて、フタをせずに10分ほど煮込みます。
鍋に、アルコールを飛ばした赤ワイン、ジンジャーエール、刻んだ大根の皮を加えたところで、調理台にトマト缶が残っていることに気が付きました。
本来なら、すでに大根、豚肉、玉ねぎがトマトで煮込まれているはずですが、今回は、ここからトマト缶を加えて煮込むことに。
トマトの酸味、大根の辛味、水分を飛ばすため、フタをせずに煮込みます。10分煮込んだところで大根に竹串を刺してみると、少し硬い状態でした。
動画通りの手順なら、豚肉と玉ねぎを炒めている時間分も煮込んでいるはずなので、今回は8分ほど時間を延ばして煮込むことに。煮込んでいる間に、ルウを細かく刻んでおきました。
8. 蜂蜜と細かく刻んだルウを加え、混ぜながらひと煮立ちさせます。
トータルで18分ほど煮込むと、水分が飛んでトマトシチューのような状態になりました。弱火にして蜂蜜と刻んだカレールウを加え、香りが飛ばないようにひと煮立ちさせます。
2分ほど混ぜるとルウが完全に溶けて、どろっとしたカレーに仕上がりました。水を加えず、カットトマト缶、赤ワイン、ジンジャーエールで煮込んだので、赤っぽい色になっています。ルウを1/2箱分=4かけも入れたのに、カレーの香りはあまりせず、トマトの香りが広がりました。
ご飯をよそったお皿に、カレーをかけたら完成です♪
噛むと大根がジューシー!とろみの強いトマトカレーでもさっぱり感アリ
YouTubeの料理系チャンネル『わいドットの料理研究チャンネル』で作っていた、「大根カレー」が完成しました♪今回は煮込む工程を一部間違えてしまいましたが、40分くらいで濃厚なとろみが付いた「大根カレー」に♡
大きなじゃがいもが入っているように見えますが、すべて大根です。
食べてみると、煮物の大根ほどのやわらかさではありませんが、程よい食感で、噛むと瑞々しく、さっぱりとしています♪じゃがいもやにんじんには出せない、フレッシュ感が新鮮!
カレーはカットトマト缶と赤ワインで煮込んでいるので、カレーの風味や辛さよりも、トマトの酸味が全面に出ています。今回は豚肉を使いましたが、牛肉を使えばハヤシライスに感じそう。「大根カレー」というよりも「大根トマトカレー」と名付けた方がぴったりな味わいでした。
ジューシーでさっぱりとした味わいは大根ならでは!濃厚なルウといいコンビ♪
YouTubeの料理系チャンネル『わいドットの料理研究チャンネル』で見つけた「大根カレー」は、ジューシーな大根がゴロゴロと入っている、トマト風味のカレーでした。
大根は煮物やサラダに使うイメージが強いのですが、淡泊な味わいなのでカレーに入れても、違和感はナシ。むしろ、こんなにジューシーな食べ応えを出せるのは、大根しかないなと思えるほどマッチしていました。
筆者は辛い味が苦手なので中辛のルウを使いましたが、動画では辛口のジャワカレーで作っていましたよ。確かに、トマトの味わいが強く出るカレーなので、辛口のルウの方が、カレーらしい仕上がりになるのかもしれませんね。
大根と玉ねぎをレンチンすることで、野菜の炒め時間や煮込み時間を短縮出来るのも、ぜひ覚えておきたいテクニックでした。
冬は大根が旬。お安く出回っているので、ぜひカレーの具に大根を使ってみてくださいね。
※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。