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アートピースとして嗜む香り。世界旅行へ誘うアスティエのインセンス

  • 2025.2.17

ギフトを選ぶとき、難しいとされるアイテムの一つが“香りモノ”。相手好みの香りを贈りたいと思うと、なかなか選びづらいことが理由だ。
一方で、私自身がもらって嬉しいなと思うアイテムは“香りモノ”だったりする。思ってもみなかった香りに出会えることがあるからだ。今回は、贈った相手に想定外の驚きと喜びを贈れる香りギフトとして、Astier de Villatteのインセンスを紹介したい。

文:白石亜希子(Harumari TOKYO)

『Astier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット、以下アスティエ)』は、1996年、フランスで生まれたライフスタイルブランド。日本でも圧倒的人気を誇る陶器のアイテムをはじめ、オーデコロンやパフュームキャンドル、ハンドソープ、インセンス(お香)など数多くの製品を生み出している。

アスティエの魅力は、なんといってもその繊細で優雅な佇まい。洗練された美意識が詰まったそれぞれの製品は、空間にただ置いただけで独特の雰囲気に。特別なひと時を提供してくれるだろう。

インセンス各種 ¥9,680(税込)Harumari Inc.

世界各都市の名を冠したインセンスは、世界旅行をテーマに作られたオリジナリティあふれる贅沢なコレクション。上品な水色のパッケージ、さりげなく描かれたイラストなど、一目見ただけで心くすぐるポイントが詰まっている。

「Delhi」「Buenos Aires」「Opera(パリ、オペラ座)」など世界の各都市はもとより、「Aoyama」「Yakushima」「Nara」「Awaji」など日本の地名が多くあるのも特徴。贈る相手にゆかりある地名からセレクトしてもいいだろう。

実はこのインセンス、日本の淡路島で作られているそう。香木やハーブなどの植物、植物樹脂、香料で構成される天然由来限定の原材料を調合。じっくりと圧縮・加工した生地の中に香りを浸透させる。その後、2週間もの長い期間寝かせたのち、やっと完成するという。

手間ひまかけられた上質な香りは、とにかく濃厚。1本あたりの燃焼時間は30分で、あっという間に部屋の空気を変えてくれる。もしお香独特の煙が苦手なら、ベランダなどに置き、少し開けた窓からゆるやかに香らせるだけでも十分楽しめる。

「Opera」は重めな甘美さを、「Yakushima」は植物の青々しさを。嗅覚が刺激され、「あーデリーってこんな匂いだったな」「これがストックホルムの空気感なのかも」などなど、いつか旅したあの街を思い出すかのような、まだ見ぬ街を想像したくなるような、脳内世界旅行気分に浸れるはず。アート好きな友人に贈れば、きっとパッケージごと楽しんで、インテリアに加えてくれるだろう。

Astier de Villatte
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