1. トップ
  2. レシピ
  3. 【志麻さんの仏料理 基本のき】豚肉と根菜で「ブレゼ」作ろう!ブレゼって何だ!?フランス流の“蒸し煮”だと

【志麻さんの仏料理 基本のき】豚肉と根菜で「ブレゼ」作ろう!ブレゼって何だ!?フランス流の“蒸し煮”だと

  • 2025.2.16

管理栄養士のともゆみです。バラエティー番組『沸騰ワード10』を見ていたら、伝説の家政婦・志麻さんが出演していて、「豚肉と根菜のブレゼ」という料理を作っていました。豚塊肉とたっぷりの野菜を使ったフランス流の蒸し煮だそうですが、食べたゲスト達が「野菜の旨味がすごい」と絶賛で、とってもおいしそう。どうしても食べたくなり作ってみることに。


日本テレビ系列のバラエティー番組『沸騰ワード10』では、伝説の家政婦・志麻さんが訪問宅にて絶品料理を次々と作り、ゲストに振舞うコーナーがあります。志麻さんが作った料理はどれもおいしそうで食べてみたくなるものばかり。その中でも今回どうしても食べたくなった料理が「豚肉と根菜のブレゼ」。「ブレゼ」というのはフランス料理の技法のひとつで、食材を焼いてから蒸す料理だそう。今回は豚肉を焼いて野菜と一緒に蒸していきます。味付けはコンソメ1つのみというシンプルな料理ですが、野菜をたっぷり使っていて豪快でとってもおいしそう。それでは作っていきますね。

「豚肉と根菜のブレゼ」を作ってみた!

【材料】
豚バラブロック肉…500g
れんこん…2/3個
ごぼう…1本
にんじん…1本
さつまいも…1/2本
里芋…2個
白菜…1/4個
コンソメ(固形)…1個
白ワイン…大さじ1
オリーブオイル…大さじ1
塩…適量
こしょう…適量
ローリエ…1枚



【作り方】
1. 野菜を切ります。れんこんは一口大の乱切りに、にんじんは1cm厚さの輪切り、里芋は一口大に、白菜は適当な大きさにざく切りにします。さつまいもは皮ごと1cm厚さの半月切りにし、10分ほど水に浸します。ごぼうは2~3cm厚さの斜め切りにし、10分ほど水に浸します。



2. 豚肉の両面に塩、こしょうをします。鍋にオリーブオイルを入れ、豚肉を入れます。中火にかけて脂身から焼き、全体に焼き目を付けます。



3. 全体に焼き目が付いたら、火を止めて豚肉から出た余分な脂をキッチンペーパーで拭き取ります。



4. 31の野菜を入れます。白菜は一番上にのせます。



5. 白ワイン、水(150ml、分量外)、コンソメ、ローリエを入れ、フタをして中火にかけます。わが家の一番大きな鍋が、てんこ盛りです。





6.
沸騰したら弱火で約1時間煮込みます。煮込んでいる最中に水分が減ってくるので、足りなければ様子を見ながら水を足します。今回、水分は足りていたので足しませんでした。1時間経つと野菜のかさがぐっと減りました。



7. 豚肉を取り出し1cm厚さに切ります。おぉ、やわらかい。包丁がすっと入ります。



8.
野菜とともに盛り付けて完成です。



お肉も野菜もやわらかで旨味爆発~



お肉、やわらかくてとってもおいしい♡豚肉のエキスがジュワッと出て、旨味と甘味がすごいです。れんこんや里芋、ごぼうはほくほくに仕上がってこちらもやわらか。にんじんやさつまいもは強い甘味が出ています。白菜は白菜自体の甘味や旨味に、お肉や他の野菜から出た旨味をまとってとろんととろけて本当においしいです。とにかくお肉と野菜の旨味が濃厚でいつまででも食べていたいくらいです。

根菜類は食物繊維が豊富

根菜類は、土の中で成長する野菜で、野菜の中では水分量が少ないものが多く、加熱するとやわらかくなり甘味が増します。また根菜類には、全般的に食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は排便を促し、腸内環境を整えます。厚生労働省の食事摂取基準によると、食物繊維の1日の目標量は、18歳~64歳の男性21g以上、女性18g以上となっています。食物繊維は根菜類のほかにひじきやワカメなどの海藻類やしいたけなどのきのこ類にも豊富に含まれています。

シンプルな味付けですが、弱火でコトコト煮ることで素材の旨味や甘味が引き出されて、とってもおいしく出来ました。お肉も驚くほどやわらかくなり、野菜もたっぷり摂れて、初めて作る料理ですが、いい料理に出会えたなと思いました。時間は少々かかりますが、野菜を切れば焼いたお肉と一緒に煮るだけと簡単です。よかったら作ってみてくださいね。

参考文献:
かしこく摂って健康になる くらしに役立つ栄養学 監修 新出真理 ナツメ社

元記事で読む
の記事をもっとみる