コーヒーに入れる“アレ”何て呼ぶ?
「ミルク」と呼ぶけど「ミルク」ではなかった?コーヒーに入れる“アレ”何て呼ぶ?
自宅や喫茶店などでコーヒーを飲む時に入れる、小さなポーションタイプのミルク。ちょうどいい分量な上に保存も効くので、家に常備している人も多いのではないでしょうか。しかし、じつはこのミルクの「呼び名」については地域差があるようです。
「ミルク」と呼ぶけど「ミルク」ではなかった?
関東圏ではコーヒーに添えるミルクを、「コーヒーミルク」や「ポーションミルク」、「ミルク」と呼ぶのが一般的。一方で、関西では「フレッシュ」「コーヒーフレッシュ」といった呼び方が浸透しています。そのため、SNSなどでは「関東で“フレッシュ入れる”って言っても通じなくて焦った」など、住んでいる地域によって混乱する人も。
これは、日本で初めてポーションタイプのコーヒーミルクを作ったのが、大阪府八尾市に本社を置くメロディアン株式会社だったことが関係しているようです。同社が開発した商品が「メロディアン★ミニ コーヒーフレッシュ」という名前だったために、関西で「フレッシュ」という名称が浸透したそう。
また、同じくポーションタイプのミルクを多数販売するスジャータでは、それらの商品を「コーヒーフレッシュミルク」と呼称しています。スジャータめいらく株式会社の本社所在地は名古屋市。そのためか、SNSには「名古屋もフレッシュって呼ぶよね」「中京も“コーヒーフレッシュ圏”に入れてくれ!」などの意見も見られました。
ところで、このコーヒーミルクは実際には「ミルク」ではないことをご存じでしょうか。コーヒーミルクの主な原材料は基本的に植物性油脂と乳たんぱくなど。植物性油脂に乳化剤を加えてクリーム状にし、乳製品に近づけたものです。完全なミルクだと日持ちがしないので、ミルクに近い風味で日持ちもする製品が作られました。
ちなみに、商品名に「フレッシュ」と付いていないコーヒーミルクも多数販売されていて、たとえばキーコーヒーでは「クリーミーポーション」と名付けられています。いつも使うミルク商品が「フレッシュ」なのか「ポーション」なのか、一度確認してみてはいかがでしょうか。
(LASISA編集部)