お菓子作りが大好きな筆者ですが、和菓子はほとんど作ったことがありません。でも、簡単でお手軽なレシピが豊富なYouTubeの料理系チャンネル『DAIFUKU KITCHEN』で、生地がふっくらツヤッとした、ミニサイズの「黒糖まんじゅう」を見つけてしまいました。温泉街で見かけるふかしたての、艶やかなおまんじゅう♪中のあんこは市販品なので、気軽に作れそう。初のおまんじゅう作りに挑戦です!
YouTube『DAIFUKU KITCHEN』は簡単&お手軽レシピを紹介
ミニサイズの「黒糖まんじゅう」を見つけたのは、YouTubeの料理チャンネル『DAIFUKU KITCHEN』。誰でも作れるお手軽レシピを紹介しているチャンネルで、登録者数は76万人に上ります。
筆者はこれまで、『DAIFUKU KITCHEN』で見つけたレシピをいくつか作りましたが、どれも簡単でおいしく仕上がり、感激しましたよ。
今回作ってみる「黒糖まんじゅう」は、皮がつるんとした、和菓子店のおまんじゅうみたいな出来栄えでした。和菓子はあまり作らないので、上手に作れるかしら?と心配ですが…。
でも『DAIFUKU KITCHEN』のレシピなら、きっと上手に作れるはず。挑戦してみます!
市販のあんこで手軽に作れる♪「黒糖まんじゅう」を作ってみた!
こしあんは丸める直前まで冷蔵庫で冷やしておくと、扱いやすいそうです。6cm四方に切ったクッキングシートも、まんじゅうの個数分だけ、ご用意くださいね。
【材料】(16個分)
薄力粉…100g
黒糖(粉末)…60g
食品用重曹…2g
水…20ml
しょうゆ…20g
こしあん(市販)…約200g ※粒あんでも可
クッキングシート(6×6cm)…16枚
【作り方】
1. こしあんを16等分に分け、小さく丸めます。
今回使ったこしあんは、ねっとりとやわらかく、小さく丸めるのが結構難しかったです。手がべたべたになるので、ビニール手袋をして丸めるのがおすすめですよ。
冷やした方が扱いやすいとのことなので、生地を作っている間は、冷凍庫に入れておきます。
2. 薄力粉はふるい、黒糖は手ですり合わせてサラサラの状態にします。水に重曹を入れ、混ぜておきます。
薄力粉をふるって、ダマのない状態にします。重曹を加えた水は、混ぜておきましょう。
3. 黒糖としょうゆを先に混ぜておき、2の重曹水も加えてよく混ぜます。それを薄力粉に加え、粉気がなくなるまで混ぜます。
重曹水を加えた黒糖しょうゆは、表面が少しもこっとした、モカ色の液体になりました。薄力粉に対して黒糖しょうゆが少なめなので、粉気がなくなるように、シリコンベラで混ぜました。
4. まな板や調理台に薄力粉(分量外)で打ち粉をします。3の生地を置いて打ち粉を薄くまぶしたら、細長く成形します。
生地はやわらかい粘土のような質感。さわるとべたっとするので、打ち粉をすると扱いやすくなりました。でも、打ち粉をまぶしすぎると蒸し上がりが硬くなるそうなので、適度にまぶしてくださいね。
5. 生地を16等分に切って小さく丸め、平たく伸ばして1のあん玉を包みます。
16等分に切り分けました。
16等分に切った生地で、あん玉を包み始めたのですが…。上の画像で、手のひらの右横に映っている通り、あんこがはみ出してしまいました。
生地がねっとりとべた付き、薄く伸ばすのが難しい!そこで、仕上がりの個数は減りますが、1つあたりの生地の量を増やして包むことにしました。
手のひらサイズに生地を伸ばすと、どうにかあん玉を包めました。随時、手のひらに打ち粉をして包むと、包みやすいですよ。
6. クッキングシートの上に生地をひとつずつ乗せ、生地に付いた余分な粉をハケで払います。
今回は直径2cmほどのまんじゅうが10個、一番最初に包んだあんこがはみ出た小さいまんじゅうが1個。合計で11個出来ました。生地の表面に打ち粉がたくさん付いている場合は、ハケで落してくださいね。
まんじゅうが一度で全て蒸し器に入らない場合は、生地が乾燥しないよう、残ったまんじゅうにラップをかけておきましょう。
7. 鍋底から1.5cmほどの水を入れて沸騰させ、弱火にしてから蒸し器に6を並べ、ふきんを被せたフタをして、12~13分蒸します。
今回は蒸し器を使って作りますが…。もしも蒸し器がない場合は、上の画像のように、フライパンの真ん中に小さい器を置き、水を張ってください。器の上に伸縮自在の蒸し網を乗せれば、蒸し器代わりになりますよ。
蒸し器のフタには、上の画像のように、ふきんを被せておきますよ。
蒸す際は、水を沸騰させるまでは強火、蒸気が上がったら弱火にして12~13分蒸します。強火で蒸すと生地が割れるそうなので、ご注意くださいね。
ふっくらもっちり♪しょうゆの塩味が甘いあんこと好相性!
YouTubeの料理系チャンネル『DAIFUKU KITCHEN』で作っていた「黒糖まんじゅう」が完成しました♪
表面にプツプツと小さな穴が出来たもの、あんこが表面に見えてしまっているものもありますね。でも、生地の表面がつやっとした、おいしそうなおまんじゅうに仕上がりました。
ちなみに上の画像で、右側にあるかなり小さいおまんじゅうが、レシピ通り16等分にした生地で包んだもの。その他の8個は、1つあたりの生地量を増やして包んだもので、直径4.5cmほどです。
「黒糖まんじゅう」を1つ割ってみると、生地がふっくら♪ふかした生地の香りが広がります。
食べてみると、生地にほんのりとしょうゆの香りと塩味が付いていて、中の甘いあんこを引き締めてくれるようなおいしさ♪市販のあんこは結構甘めですが、ちょうどいい塩梅に仕上がりました。
動画では生地がもう少し薄く仕上がっていましたが、生地のふかふか感は動画通り。今回は生地が厚めだったので、食べた感じがあんぱんにも似ていました。
冷めてから食べると、しょうゆの香りがあまり感じられなかったためか、紅白まんじゅうにそっくりな味わいでしたよ。
重曹効果で生地がふっくら♪しょうゆの塩味で甘すぎないのもイイ
YouTubeの料理系チャンネル『DAIFUKU KITCHEN』で見つけた「黒糖まんじゅう」は、生地に食品用重曹を混ぜるのがポイントでした。
重曹の成分は炭酸水素ナトリウム。加熱すると二酸化炭素が発生し、細かい気泡になって生地を膨らませる効果があります。今回はその気泡の跡が表面に出てしまったようですが、ふっくら&もっちりとして、おいしい生地になりました。
黒糖だけだと甘めの生地になりそうですが、しょうゆが加わることで塩まんじゅうのようなさっぱり感も出ましたよ。
おうちで気軽に、おいしいおまんじゅうを作れるので、挑戦してみてくださいね。
<参考文献>
『共立食品公式サイト〜ひとつで色々な使い道 タンサン(重曹)〜』
https://www.kyoritsu-foods.co.jp/feature/tansan/