1. トップ
  2. ヘア
  3. 放置はダメ! 《髪の曲がり角》5つのサイン… 30代から気を付けるべき“変化”と“すぐできる対策”とは

放置はダメ! 《髪の曲がり角》5つのサイン… 30代から気を付けるべき“変化”と“すぐできる対策”とは

  • 2025.2.16

ヘアケアマイスターが解説

「髪の曲がり角」サインとは?

30代に差し掛かると、「最近髪が思うようにまとまらない」「以前より髪が細くなった気がする」など、髪の変化に気づくことはありませんか? これらの変化は、いわゆる《髪の曲がり角》に差し掛かっているサインかもしれません。今回は、ヘアケアマイスターの資格を持つ筆者が、30代女性が知っておきたい髪の変化の原因やサイン、そして今すぐ始められるケア方法について解説します。

年齢とともに髪質が変化するのは、主に「加齢による女性ホルモンの減少」によるもの。女性ホルモンの一種である「エストロゲン」には、髪のツヤや健康を保つ役割があります。このエストロゲンが30代を境に減少し始めることで、髪のハリ・コシが失われたり細くなったりして、髪質に変化が現れるのです。

また、この女性ホルモンの変化は、髪の成長サイクルにも影響します。本来、髪は「成長期」「退行期」「休止期」というサイクルを繰り返して成長しますが、エストロゲンの減少により成長期が短くなります。そのため、「なんか髪質が変わった……?」と感じやすくなるのです。

次のようなサインがあれば、髪の「曲がり角」に差し掛かっているかもしれません。年齢によって、髪質にどんな変化が起こるかを紹介します。

髪のうねりやクセが増えた。髪の水分バランスが崩れることで、うねりやクセが目立つようになります。とくに、髪の毛1本1本が細くなることで、うねりが強調されることがあります。以前は簡単にまとまっていた髪が、スタイリングしにくくなったと感じるでしょう。

髪がパサつき、ツヤが出にくくなった。髪がパサついて広がりやすい場合、髪内部の水分量が減少しているかもしれません。これも年齢に伴う変化の一つです。髪が乾燥することで、ツヤも出にくくなります。

ボリューム感が低下した。エストロゲンの減少によって髪の毛が細くなったり、ハリやコシが失われたりすると、全体的なボリュームも減少します。

抜け毛が増えた。排水溝やヘアブラシに溜まる髪の毛が多くなったと感じたら、ヘアサイクルが乱れているかもしれません。ホルモンバランスの変化やストレス、栄養不足も影響しています。

白髪が増えた。30代後半から、白髪が目立ち始めることも。これは、メラニン色素を生成する「メラノサイト」の機能低下が考えられます。

前述した「髪の曲がり角サイン」を見つけたら、早めのケアがカギ。今日からできる簡単な対策をご紹介します!

髪の保湿を徹底する。髪の乾燥は、うねりやまとまりにくさにつながります。保湿力の高いシャンプーやトリートメントを選び、洗い流さないトリートメントやヘアオイルも活用してみましょう。

栄養バランスを意識する。体と同じように、髪にも栄養が必要です。栄養の偏りや脂質の多い食生活は、髪に必要な栄養分が届きにくくなります。とくにたんぱく質・ビタミンB群・亜鉛を意識的に取り、内側から美しい髪を育てましょう。

ストレスを減らす。ストレスは、髪に悪影響を与えることもあります。趣味やリラクゼーションを取り入れて、心と体をリフレッシュ!規則正しい生活や十分な睡眠も忘れずに。

美容室でトリートメントをする。自宅ケアではカバーしきれない部分はプロにお任せ。髪質改善やトリートメント、ヘッドスパなど、定期的に美容室でのケアも取り入れましょう。

年齢とともに髪質が変わるのは自然なことです。変化を受け入れながらも、無理なくできる範囲でケアを続けて、好きでいられる髪質を維持しましょう。髪の曲がり角を迎えた今だからこそ、自分に合ったケア方法を見つけてください。

(前田愛香)

元記事で読む
の記事をもっとみる