ダイエット中の方なら「野菜をたくさん食べなきゃ」と思っているはず。でも、なぜ野菜が痩せやすい体づくりに効果的なのか、ご存知ですか?そこで今回は、野菜の驚くべき効果と、忙しい毎日でも続けられる食べ方をご紹介します。
野菜が持つ3つの痩せ効果
(1)食べ過ぎを防ぐ効果
野菜の食感には重要な役割が。咀嚼回数が自然と増えることで、脳の満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぎます。また、食事の最初に野菜を食べることで、その後の総カロリー摂取量が抑制される傾向があることも、複数の研究で報告されているのもポイント。まさにダイエッターの味方です。
(2)むくみ撃退&代謝アップ
野菜に含まれるカリウムには体内のむくみを排出する効果が。また、野菜に含まれる食物繊維は消化に時間とエネルギーを要するため、食事誘発性熱産生(食事の消化・吸収に使われるエネルギー)を高める可能性がありますし、ビタミンB群は体内でのエネルギー代謝に関与することが知られています。
(3)腸内環境が整う
食物繊維が豊富な野菜は腸内環境を整えるだけではありません。食物繊維は腸内細菌の餌となり、善玉菌の増殖を促進することが知られています。健康的な腸内環境は、栄養素の吸収や代謝に良い影響を与え、体重管理をサポートする可能性があります。
忙しい毎日でもできる!野菜350gの賢い摂取法
野菜は1日に350g摂取することが推奨されていますが、それを叶えるため下記3つを実践してみましょう。
朝:スムージーで手軽に100g
市販の冷凍スムージーパックを活用しましょう。忙しい朝でもミキサーで60秒混ぜるだけと手軽ですし、食物繊維やタンパク質が強化された商品などもあります。
昼:コンビニ活用で+150g
コンビニにはカット野菜やサラダが充実。特におすすめは低糖質のグリーンボウル。野菜がたっぷり150g以上入って見た目も華やかで食欲をそそってくれます。
夜:下処理いらずで+100g
仕事で疲れた夜は、冷凍野菜を活用しましょう。最新の冷凍野菜は下処理済みで栄養価も生野菜と変わらないものがほとんど。電子レンジ調理でも、シャキシャキ食感をキープできます。
食べるタイミングも重要ポイント
野菜を食べるタイミングも重要ポイント。朝は代謝を上げる緑黄色野菜、昼は食物繊維たっぷりの根菜類、夜はむくみ対策に葉物野菜を摂るよう意識しましょう。この組み合わせで1日を通して効率の良い野菜摂取のサイクルが完成します。
カラダを内側から美しく痩せるためにも、ぜひ野菜の力を味方につけてマイナス3kgをめざしてみてくださいね。 <監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)>