青い屋根の二世帯住宅に住んでいる広子さん。同居している義母との距離感に悩んでいます。
玄関の近くにある鍵付きの内扉の向こうに住む義母。玄関を開け閉めする度に義母から声をかけられる広子さんは、まるで監視されているようでストレスを感じていました。
義母の行動に不信感を抱いた広子さんは、意を決して夫に相談してみることに。しかし、夫は「住まわせてもらっているのに贅沢言うな」と言います。
広子さんが「こっちの生活を把握されているようで、気持ち悪い」と口走ったことで、夫が逆上してしまい……。
すれ違う夫婦の理想
夫に「被害妄想はやめろ」と怒られてしまった広子さん。今の家と暮らしを気に入っている夫は「今さら文句言うなよ」「幸せ以外の言葉があるか?」と言います。
「私が暮らしにくくても?」と夫に訴えかけますが、夫は娘のナホちゃんのことを引き合いに出し、広子さんに我慢するように言い、「広子だけがこの家を出たら?」と冷たく言い放つのでした。
結局、話し合いの途中にもかかわらず、夫は離席。
「義母の様子を見に行く時間だ」と、内扉を開けて義母のもとに行ってしまうのでした。
夫に相談したものの、わかってもらえなかった広子さん。義母と親子である夫には、なかなか理解できない感覚なのかもしれません。それでも、ほんの少し共感してもらえるだけでも心は軽くなるもの。
もしも自分が相談されたとき、夫のように突っぱねるのではなく、共感して話を聞いてあげられる懐の広さをもちたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ
ベビーカレンダー編集部