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【新しい裏ワザで“いちごの保存”】傷みやすいのに…何と新鮮なまま10日間冷蔵できる!え、アルミで!?

  • 2025.2.15

管理栄養士のともゆみです。今が旬のいちごですが、買ってきて冷蔵庫に入れても2~3日の間には食べないとすぐに傷んでしまいます。それが、冷蔵庫で10日間も長持ちさせることができるテクニックがあると、ニチレイのホームページ内の「ほほえみごはん」で紹介していました。え、本当に?ということで、そのやり方でいちごを10日間保存してみたいと思います。ついでに冷凍保存方法も紹介します。


冷凍食品を主に扱う加工食品会社ニチレイフーズは、ホームページ内に食サイト「ほほえみごはん」を運営しています。さまざまな食品の保存方法や簡単に作れる料理レシピなど、日々の食生活に役立つ情報を発信しています。

今回は、その中からいちごの保存について紹介していきます。なんと冷蔵で10日も保存できるテクニックがあるというのですが、本当でしょうか?ちょっとにわかには信じられませんが、その保存方法を試してみたいと思います。

いちごの冷蔵保存方法(10日間保存可能)

いちごを長持ちさせるコツは、「アルミホイルで包む」「ヘタを下にして置く」「いちご同士をくっつけない」です。アルミホイルに包んで保存することで、冷蔵庫内での光合成を防ぎ、細菌やカビの増殖を抑えることができるそうです。

【冷蔵方法】
1. いちごをパックから取り出し、傷んでいるもの、黒ずんでいるもの、ぶよぶよとやわらかくなっているものなどを取り除きます。傷みの原因となるため、いちごは洗いません。

ほとんどきれいでしたが、一部ぶよっとなっているものがあったので取り除きます。



2.
アルミホイルを敷き、ヘタが下になるようにいちごを並べます。さらに、いちご同士が触れないよう、アルミホイルの仕切りを入れます。



3. アルミホイルでいちごをまとめて包み、冷蔵庫で保存します。この方法で約10日間保存可能だそうです。



冷蔵保存したいちごの変化

冷蔵庫で10日間も長持ちできるというテクニックで保存したいちごのその後の変化を見ていきます。冷蔵庫の野菜室で保存します。

3日後↓



いつもならこの段階でかなり傷みが出るはずですが、驚くほど変わりないです。これはすごい。

10日後↓



え、すごくないですか!ほとんど変わりありません。正直食べられなくなっていたらもったいないなと思っていましたが、きれいなまま。問題なく食べられそうです。半分に切ってみます。



切ってみても、瑞々しくおいしそうないちごです。食べてみます。ちゃんとフレッシュなおいしいいちごです。ブヨブヨだったり古くなった感じは全くありません。本当にすごい。新発見です!


いちごの冷凍保存方法(1か月保存可能)

【冷凍方法】
1. いちごを洗ってヘタを切り落とし、キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取ります。



2. いちご全体に砂糖を丁寧にまぶし、2〜3個ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れ、できるだけ空気を抜き、冷凍庫へ入れます。



【解凍方法/食べ方】
5分ほど自然解凍してから食べます。また、凍ったまま鍋に入れて砂糖とともに加熱すれば、短時間でいちごジャムが作れます。

5分ほど自然解凍したもの↓



いただきます。



自然解凍で5分だと、ほぼ凍っているような状態です。シャーベットみたいでひんやりシャリシャリしています。砂糖がまぶしてあるので甘くておいしいです。ちなみに、さらに30分ほど置いて完全に解凍すると、甘さは強く感じますが水分が出てきて色が抜け、ふにゃふにゃの食感でした。色、食感、味わいともにシャーベットのようにして食べる方がよさそうですね。

いちごはビタミンCが豊富

いちごはビタミンCの含有量が高いのが特徴です。ほかには造血のビタミンといわれる葉酸、水溶性食物繊維のペクチン、ポリフェノールの一種で赤い色素のアントシアニンも含まれています。ビタミンCは肌の調子を整えたり、風邪予防、抗酸化作用による老化防止や生活習慣病予防に働きます。中くらいの大きさのいちごを8粒(160g)食べれば、ビタミンCの1日の必要量(100mg)をクリアできます。

いちごは購入してからすぐに食べないと、あっという間に傷んでしまっていましたが、この方法だと驚くほど長持ちすることが判明しました。すぐに食べない場合はこの方法をおすすめします。また、砂糖をまぶして冷凍したものもとてもおいしかったですよ。参考にしてみてくださいね。

参考文献:
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社

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