「君を旦那さんから奪いたい」不倫がバレると「慰謝料とかムリ」無責任な男に振り回された『不倫妻』

不倫は許されざる行為と分かっていても、禁断の恋にのめり込む人は少なくありません。しかし不倫がバレて慰謝料を請求されても、その恋を続けられるでしょうか？今回は不倫がバレたことがきっかけで相手の男性の本性を見てしまった経験のある筆者の知人、Aさんのお話です。

独身男性と不倫

当時Aさんには結婚して10年目の旦那さんがいましたが、付き合いの長さからかもう異性として見られていないことを悲しく思っていました。

そしてマッチングアプリを始め、そこで出会った独身男性との不倫が始まりました。
「君と結婚したい、旦那さんに慰謝料を払ってでも君を奪いたい」
その男性はAさんと会う度にそう言っていました。

男性に熱烈に求められ、Aさんは「旦那さんと別れてこの人と結婚したい」と思うほど、その男性にのめり込んでしまったと言います。

しかしある日、様子のおかしいAさんを怪しんだ旦那さんに後を付けられ、デート現場を見られて不倫がバレてしまいました。

「不倫したらどうなるかわかってるよね」
旦那さんにきつく問い詰められましたが、Aさんは旦那さんと別れても独身男性と結婚すればいいと考えていました。

「ごめん、旦那にバレちゃった。多分離婚になると思う」
Aさんは急いで男性に会いに行き、不倫がバレたことを打ち明けました。
「え、バレた？無理無理！慰謝料も払えないし責任取れないよ」
男性は急に手のひらを返し、今までの愛の言葉がまるで嘘だったかのようにAさんを突き放して帰ってしまいました。

そしてその後、一切連絡がとれなくなってしまったのです。

結局Aさんは離婚され、ひとりで暮らしながら旦那さんに慰謝料を払う羽目になりました。

ちなみにその男性は旦那さんに探し出され、きっちり慰謝料請求をされたそうです。

愛の言葉はリップサービスだったのでしょうね。不倫の代償は大きく、全てを失う可能性があります。道を踏み外す前に一度立ち止まり、よく考えてみることをおすすめします。

【体験者：30代・女性会社員、回答時期：2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。