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1週間ホストファミリー体験記@松山市

  • 2025.2.16

こんにちは。地域特派員momoです。 韓国人親子がわが家に1週間ホームステイに来てくれることになり、長年サボっていた家の掃除に取り組みました。1、2泊の短期で海外からのゲストを受け入れた経験はありましたが、1週間泊まってもらうのは初めて。どんな交流になるのか、到着日はワクワクしながら空港にお迎えに行きました。

空港へお迎え

momoが所属する「ヒッポファミリークラブ」という多言語サークルのメンバーの家庭で、韓国からのゲスト15名のホストファミリーになりました。飛行機の到着時刻に合わせて空港にお迎えに行き、各家庭に連れて帰ります。我が家のゲストは美人のTママと元気な小学1年生Sくん。韓国の満年齢は出生時からの年数を数える国際標準の方式で、0才からスタートします。誕生時で1歳と数え、毎年1月1日に1つ歳をとるそうです。小学1年生のSくんは日本では7歳、韓国では9歳となります。

出典:リビングえひめWeb

ゲストとホストが空港で初対面。ゲストは友達同士や高校生、親子などなど

特大スーツケースの中身

Tママは何度も日本に観光に来ているそうですがホテルステイのみで、ホームステイは今回が初めてとのことでした。大きなスーツケースの中身は全部お土産!

[食物]韓国海苔全形サイズ・8切サイズ、コムタンスープ、コーンスープ
[おもちゃ・文具]ぞうのコインキャッチ、クラッシュゲーム、キャラクターのノート、韓国語お名前シール
[パパに]焼酎用オーロラグラス、焼酎
[衣類]家族全員にあったかそうな部屋着
[コスメ]大量のフェイスパック、子供用日焼け止めクリーム

たくさんのお土産と、韓国の家庭で食べているものを作ってくれる気持ちが嬉しい。

出典:リビングえひめWeb

こどもたちへのお土産には一緒に遊べるおもちゃやかわいい文具も

出典:リビングえひめWeb

おいしいトックスープやツナごはんを作ってくれました

1週間の行動予定

TママとSくんが到着した日に、今回のホームステイのミッションや、行きたいところ、食べたいものを聞いておおまかなスケジュールを立てました。Tママは日本語が少し話せるので会話は比較的スムーズでしたが、Google翻訳の日本語と韓国語の会話モードという機能がとても役に立ちました。日本語で話すと韓国語の表記と音声を発してくれます。この機能を使い、Sくんとゲームで遊ぶこともできました。Tママは韓国でビッグカフェと呼ばれる大きなカフェに行ったり、海を見たりリラックスするのが好きなのだそう。Sくんは、日本のアニメが大好き。そして韓国では隣県のうどんが超有名で、ぜひ食べてみたいとのこと。ホストのメンバーとも協力し合いながら、momoの仕事の間は他のゲストの観光に合流させてもらったり、ざっくりと予定を立てます。

出典:リビングえひめWeb

行きたいところ、食べたいものなど話しながら予定をたて、共有

自宅での過ごし方

朝起きると、ペゴッパー!!「お腹が空いた/배고프다」または、インニャンノリー!!「人形遊び/인형놀이」と、どちらかの言葉を発する、終日テンションMAXのSくん。早朝からぬいぐるみたちを相手に戦う。そしてmomoにも戦え、とけしかけてくる。ぬいぐるみのほか輪ゴム鉄砲、だるま落とし、けん玉、こま、折り紙などなど日本の遊びも盛り上がります。

出典:リビングえひめWeb

「昔あそび大会」開催

出典:リビングえひめWeb

Sくんが描いてくれた人気キャラクター

出典:リビングえひめWeb

こどもたちだけでホットケーキを作る

出典:リビングえひめWeb

外に連れ出して体を動かしても疲れることなく夜まで元気いっぱいのSくんとは家族みんなでたくさん遊びました。

松山観光

日本最古の温泉と言われる道後温泉は、人気のアニメのモデルとも言われ、韓国でも有名だそうです。 20分ほど並んで、ちょうどチケットを購入するタイミングで霊の湯三階個室が空き、入れることに。Tママはおしゃれなタトゥーをされていますが道後温泉本館はタトゥーOKとのこと。松山市の条例で6歳以上の男子は男湯に入ることになっており、Sくんが一人で男湯に入ることに。男性スタッフの方が温泉への入り方の説明をしてくれるということで、心配しながらも男湯と女湯に別れて入りました。2階の霊の湯は空いていてドライヤーも設置してあり待ち時間なしでした。問題なく先に出ていたSくんと個室で合流し、お茶とお菓子をゆっくりいただきました。

出典:リビングえひめWeb

三階個室は貸浴衣、貸バスタオル・フェイスタオル、お茶とお茶菓子付き。90分利用可大人2500円、こども半額

momoがお仕事の日は他のゲストと一緒に行動してもらいました。Sくん、松山城では怖くてリフトに乗れなかったそう。

パスポートを持参で夜のお出かけ

20時30分に就寝しているSくんを寝かしてから、お友達と居酒屋やショットバーや複合アミューズメント施設へ。居酒屋で食べたプリップリのホルモン焼きにみんなで感動。

出典:リビングえひめWeb

二番町にある「ちいさな居酒屋 おかえりなさい」の絶品ホルモン。ジュージュー鉄板の中で踊ってます

出典:リビングえひめWeb

ポップコーンやソフトクリームが人気の複合アミューズメント施設「バンビーズ」でカラオケ。韓国語で曲を検索でき、ハングル文字にカタカナのふりがなの歌詞が出てきます

帰国後も続く交流

出典:リビングえひめWeb

あっという間の1週間、Tママは自分のための買い物は何一つせず、Sくんのおもちゃや友達に頼まれたという日本酒のお土産をスーツケースに詰めて持ち帰られていました。松山空港国際線ロビーで両替、他のゲストも続々空港に到着し、搭乗手続きを進めています。

出典:リビングえひめWeb

機内に持ち込めない手荷物をスーツケースに詰め直す方もちらほら

出典:リビングえひめWeb

松山空港CHEF'S KITCHENで最後のデザート、伯方の塩入りソフトクリーム

極寒の中でもアイスコーヒーを飲むTママ。寒くない?と聞くと「韓国人は常々辛いものを食べているので身体の中が燃えています。だから冷たい飲み物で鎮めるのです。」受け入れた1週間の最低気温は松山で1℃、韓国は-15℃。韓国は、日本で言うと、関東北部〜東北地方あたりの緯度で愛媛よりかなり寒い。もうひとつ、TママもSくんもサンダルで来松。寒くない?と聞くと「日本、中国、韓国人どこの国かわからなければ、足元を見れば韓国人はスリッパを履いています。」とのことで、いろんな場面で異文化に触れるホストファミリー体験でした。 日本にいていつも通りの生活をしながら異文化や異なる価値観を体験でき、とても豊かな時間を過ごしました。こども同士でも、互いの違いに対する寛容さも育てられます。次はTママとSくんの家に行くね!と、約束して送り出しました。今後も続く交流が楽しみです。

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