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友人宅で食べた夕飯「カレーの味も分からない」放置子の心情

  • 2025.2.15

しおりちゃんは小学校1年生で、いわゆる「放置子」でした。母親が仕事や不倫相手とのデートがあるときは、家にいることができません。夏休み中は、クラスメートの家に行くように言われています。この日も母親に言われた通り、クラスメートの家にやってきました。親から十分に愛情を得られていなくても、健気にふるまうしおりちゃん…。放置子のリアルな生活や心情を描いた、山野しらす・放置子漫画(@yama_shira)さんの漫画作品『私が放置子だった頃の話』をダイジェストでごらんください。

©yama_shira
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母親の言う通りにするしかなかった

しおりちゃんは小学一年生です。今日も早朝から、クラスメートの家をたずねます。母親に指定された家に行くしかできない、しおりちゃん。

母親が帰宅する時間まで、言われた場所で待っていなければいけません。いわゆる「放置子」のしおりちゃん。何の前触れもなく、預けられた家の人も困ってしまいますね。しおりちゃんも居心地が悪そうです。

一日中預けられて、肩身の狭い日々

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しおりちゃんは連日、クラスメートの家に強引に預けられていました。出されたご飯の味がしないほど、肩身の狭い思いをするなんて…考えただけでつらいことです。まだ幼い子どもがこんな思いをしないといけないなんて、理不尽でなりません。

しおりちゃんの母親は子どもを長時間放置しても、罪悪感を持たない人でした。預け先にも、自分勝手な言い分で悪態をつくなど、常識を逸脱した行動が目立ちます。

もう期待しない…悲しいけど立派な決意

©yama_shira
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放置されることへのさみしさや、親からもらいたい愛情…親に対する期待を捨てる決意をしたしおりちゃん。小学生には早すぎる悲しい決断ですが、しおりちゃんには、自分を認め愛情をくれる人たちがいました。自分の居場所は家庭ではないと悟り、自分で幸せをつかむ決意をするのです。

子どもは親を選ぶことはできません。そして、子どもは親をまっすぐに愛し、愛を求めます。健気な子どもの愛情を受け止めない親がいることも悲しいですが事実です。愛に飢えて孤独を感じる子どもが一人でも減るように、地域で協力し合えたらいいですね。

著者:ゆずプー

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