こんにちは、八百屋歴10年でヨムーノライターの青髪のテツです。
みなさん毎日果物は食べていますか?厚生労働省が推進している「健康日本21」の基準では1日200gの果物を食べた方が良いと言われています。
200gと言われてもピンとこないかもしれませんが、みかんやキウイだと2個分、りんごや梨だと1個分、バナナだと2本分です。こう聞くとたいした量ではないので、そんなにハードルは高くないと思いますが、それでも毎日と言われると「ウッ」となりますよね。
ただ、バナナだったら毎日食べられそうじゃないですか?実際にお店で働いていてもバナナは年中よく売れてくれる品目で、皮をむくだけですぐ食べられるのと、果物の中では価格が安価で安定しているのも魅力ですよね。
そんなバナナについて日々質問を受けることが多いので、この場でお答えしていこうと思います。
中身がチラッと見えているバナナ、食べていい?
「茎が折れて中の実が見えてしまっているバナナは、すぐに食べた方が良いの?」と聞かれることが多いのでお答えします。
バナナの実は空気に触れて時間が経つと褐色に変化して変色します。これはバナナに含まれるポリフェノール類と酵素が空気と反応することで起きる現象です。
変色しているだけなので食べても問題ありませんが、見た目が悪くなるので、茎が折れて中の実が見えてしまっているバナナはすぐに食べることをお勧めします。
すぐに食べるのが難しいのであれば、皮を剥いて冷凍保存すると1ヶ月程度長持ちします。
茎が折れないために!バナナが長持ちする保存方法
バナナが房から外れてしまう前に、正しい方法で保存すれば、茎が折れて中身が見えてしまうなんてことはおきません。
特に保存場所は重要です。常温保存する方が多くいますが、バナナは冷蔵保存した方が長持ちするんです。
バナナを冷蔵保存する際の具体的な手順を紹介します。
①軸が青くて「打身のないバナナ」を買う
②バナナを1本ずつバラす
③バナナにラップを巻く
④バナナを冷蔵庫の野菜室に入れる
バナナは冷やすと低温障害を起こし、皮に含まれるポリフェノールが表面に現れて真っ黒になります。
しかし、これは皮の変色に過ぎません。中身の状態は2週間前と変わらず、鮮度を保ったまま保存できます。
正しい保存法で、バナナを毎日食べよう!
「茎が折れて中身が見えているバナナ、食べていいのか」と「バナナが長持ちする保存方法」を紹介しました。
ぜひこの記事をきっかけに、バナナをたくさん食べていただけると嬉しいです。
ライター:青髪のテツ
野菜のプロ
スーパーの青果部歴10年の青髪のテツです。