パントン(PANTONE®)社が2025年のカラーとして選んだのは、「調和」と「自然への立ち返り」をテーマにした「モカ・ムース」。赤やモーブがかった暖かみのあるブラウンが特徴で、その名の通りスイーツの「ムース」を思わせる柔らかな色合いが魅力だ。
すでに2025年春夏コレクションでは、この色がシルクサテンやソフトレザー、スエードなどに落とし込まれ、軽やかでありながらも深みのある存在感を放っている。エルメス(HERMÈS)のコレクションでは、メゾンを象徴するレザーのミニドレスが登場し、100周年を迎えたフェンディ(FENDI)は、柔らかな素材をメインに優しいカラーパレットで魅了した。他にも、マックスマーラ(MAX MARA)やヴェルサーチェ(VERSACE)など今季はマチュアなブラウンのアイテムが目立った。モカ・ムースは、ただのトレンドにとどまらず、まさにこれからのシーズンを彩る必須カラー。これからのワードローブに取り入れたくなる、上品で洗練されたブラウンのアイテムをピックアップしてお届けする。
クロエ ロングコートで今季のムードを纏う
撥水加工を施した、オーガニックコットンギャバジンで仕立てられたロングトレンチコート。クロエ(CHLOÉ)を象徴するような優しいベージュカラーが、今季のボヘミアンなムードにピッタリ。フリンジのデニムやサイハイブーツに合わせて思い切りトレンド感のあるスタイルを楽しみたい。
問い合わせ先/クロエ カスタマーリレーションズ 03-4226-3883
www.chloe.com
マックスマーラ 春先にも最適な軽やなダブルフェイス
寒い冬にも春先にも重宝するダブルフェイスのコートは、マックスマーラから。ブランドの不動の人気を誇るキャメルのコートが、今季はブラウンカラーで周りと差をつける一枚に。ロンググローブやストールなどで、表情豊かなスタイリングを楽しめる万能な一着は、ぜひ、ワードローブ追加したい。
問い合わせ先/マックスマーラ ジャパン 0120-030-535
https://jp.maxmara.com/
バーバリー ブランドのヘリテージをモダンにアップデートした逸品
バーバリー(BURBERRY)を象徴するトレンチコートを、シルク素材で仕立てた美しいドレスようなアウターが登場。クロップド丈の前見頃と、トレンチコートのレングスを活かした後ろ見頃のアシンメトリーなデザインが、洗練された印象を与える。襟もとにはスカーフがあしらわれ、リボンのように結ぶことで、さまざまなアレンジが楽しめるのも魅力。ステートメントピースとして春のワードローブに追加したい、存在感を放つ一着。
問い合わせ先/バーバリー・ジャパン 0066-33-812819
jp.burberry.com
グッチ 優美なドレープで特別な瞬間を華やかに彩る
上品で優雅なドレープが魅力のグッチ(GUCCI)のドレスは、春先のスペシャルなオケージョンにぴったり。シンプルながらも洗練されたこの一着は、ジャケットやヒールを合わせることで、きちんと感を演出。グッチが提案する、エレガンスとモダンさが融合したドレスで、特別な瞬間をもっと華やかに彩って。
問い合わせ先/グッチ クライアントサービス 0120-99-2177
www.gucci.com
コーチ クロップド丈でスタイルアップも叶う
ヴィンテージ加工を施されたコーチ(COACH)のレザージャケット。ランウェイでも登場したこのアウターは、クロップド丈でスタイルアップを叶え、どんなコーディネートにも合わせやすい万能アイテム。シンプルなデザインと独特の風合いが魅力的で、長年愛用したい一着。
問い合わせ先/コーチ・カスタマーサービス・ジャパン 0120-556-750
www.coach.com
ステラ マッカートニー サヴィル ロウの技術を踏襲したジャケット
英国のサヴィル ロウ(SAVIL ROW)仕込みの裁縫技術を踏襲した、ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)のテーラリング。完全トレーサブルな生地を使用したダブルブレストジャケットは、紳士を想わせる気品あふれる佇まいの中に、現代的なフェミニティを感じさせる一着。クラシックなディテールと洗練されたラインが、時代を超えて愛されるスタイルを作り上げている。同素材のパンツを合わせてマニッシュに決めるのも、滑らかな素材のドレスに軽快に羽織るのもおすすめだ。
問い合わせ先/ステラ マッカートニー カスタマーサービス 03-4579-6139
www.stellamccartney.com
フェンディ レッドウィングとの協業による旬な一足
2025年春夏コレクションに登場した、フェンディとシューメーカー、レッドウィング(RED WING)のコラボレーションによるアンクルブーツ。アイコニックなFFモチーフはすべて手作業で施されており、その卓越したクラフツマンシップが光る。デニムに合わせてカジュアルに着こなすのはもちろん、柔らかなドレスに合わせて、ラグジュアリーなミックス&マッチを楽みたい。
問い合わせ先/フェンディ ジャパン 0120-001-829
fendi.com
Photos: Courtesy of Brands, Getty Images
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