<カナダは動物に異常に優しい!?→動物の為に全員20分待ちってどいういう事?>こんなとこだよカナダ[#38]
(前回の続き)日本人が英語でよく使う「すみません」という意味での「Sorry」はアメリカではNGだけど、カナダではよく使われるという言葉遣い以外にも、カナダ人の優しさは色んな所で垣間見えます。
例えば運転中、わき道から大通りに出たい時にウィンカーを出していると大体の車が譲ってくれますし、こちらが道を譲ると窓から手を振ったりピースサインを出して感謝を伝えてくる車をよく見ます。
日本では会釈をしたり手を上げる人がいますが、ピースサインをする人はいないのでは?
また、信号のない横断歩道では100%歩行者を優先して車は止まるのですが、元アメリカ居住者として、一番違うと感じるのが「クラクションを鳴らす車の少なさ」!
アメリカではすぐクラクションを鳴らす人が多いですが、カナダはバンクーバーのような都市部でも頻繁には聞きません。これも日本に近い感覚でしょうか。
友人曰く、国境をこえると運転の荒さとクラクションの多さでアメリカ側にいることを実感するんだとか。
そんな優しいカナダの国民性、極めつけはカナダを代表する鳥、カナダグースとのお話です。
大きな公園の周辺や、すこし田舎の方に行くと信号が青なのにいつまでたっても車の列が進まない謎の渋滞がよく発生します。
その原因は、なんとカナダグースの親子がゆっくりまったり道路を渡っているから!
私が経験した最も長いもので4車線道路が20分にわたって止まりました!
それでもクラクションを鳴らしたり、車から降りて追い立てるようなドライバーはおらず、カナダグースの横断する様を写真に撮ったり、隣の車同士で「しょうがないよね!」とジェスチャーして笑い合ったり、ちょっとほっこりした雰囲気です。
そんなある日、髪を切りにヘアサロンに行ったものの店の鍵を持っている責任者が店に来ず、従業員や他のお客さんとヘアサロンの外で待っていたことがありました。
ちょっと責任者が開店時間過ぎてもこないってどいう事…と思っていたら、15分程遅れてやってきた責任者が「通りでグースが横断しててストップしちゃったのよ!」と、まさかの報告が。
そして、お客さんも他の従業員も「じゃあしょうがないね!」と笑っておしまい。
こんな急がず焦らず、まったりなカナダ、是非いらしてみませんか?
次回、カナダの家で見たこともない虫が出るお話は下の関連記事からチェック!