私は28歳の専業主婦。2歳の娘と夫と3人暮らしです。私は、娘が1歳のときに職場復帰を考えていましたが、夫の要望で家庭に専念することに。しかし、その決断が夫婦関係が崩れる始まりだったのです……。
専業主婦の妻を見下し続ける夫
以前は私が作った料理をたくさん褒めてくれたし、洗い物や洗濯物などの家事も一緒にしてくれた夫。今では食器や洋服は放置され、料理への文句が絶えなくなりました。
休日も夕方まで部屋で寝ていたのに、起きてきた途端
「なぁー、メシはまだ? どうせ1日中暇なんだし、俺に合わせて作っておくことぐらいできるだろ?」
と言う始末。
口を開けば私や娘を見下す発言ばかり……。
「嫁選び失敗した!」夫の暴言に我慢の限界!
ある日、私が前日の夫のリクエスト通り煮魚を作っていると、「なんか魚の気分じゃないなー」と言い出す夫。
「俺が野菜嫌いなの知っていてサラダ出すとか嫌がらせじゃん! 俺の給料で野菜を買うなよ!」
とまで言ってくるのです。
「マジで嫁選び失敗した! 実家ではもっといいもん食っていたんだからな! お前と結婚してからロクなもの食ってねぇ気がするわ」
と暴言を吐かれました。
限界に達した私は「食べたくないなら食べなくてよし!」と反撃!
その結果、夫は怒って寝室に行ってしまいました。
そのとき、私はあるアイデアを思いつき、とある人に電話を掛けたのです。
義母の手作り料理に顔面蒼白!
そして翌日、夫が家に帰ると、義母が手作りの夕食を用意して待ってくれていました。
夫の「実家ではいいものを食べていた」という言葉はウソ。実は義母は料理がとても苦手で、味覚も独特です。私は夫が不在のときに娘と義実家へ遊びに行って、義母の手料理を食べたことがあり、その味を知っていました。
義母お手製の、なんの料理だかわからない黒々した食べ物がずらりと並び、夫は青ざめています。
私は夫の食事を義母に任せることに決め「実家の味を恋しがっているから作ってあげてほしい」と連絡したのでした。義母は息子に手料理を食べさせられると大喜び。
私はこの機会に娘を保育園へ預けて、職場への復帰を決断。そして、夫の食事は今後すべて義母に任せることにしました。
義母はお昼のお弁当も作ると張り切ってくれています。
準備を整えて離婚を切り出した妻
私はその後、復職して娘と2人で生活できるくらいの給料を得られるように。一方、夫は毎日義母のまずい料理に苦しみ、次第に痩せていきました。
「なぁ、お願いだからたまには俺の分の料理も作ってくれないか……?」と言う夫に、「私はロクなものが作れませんのでお断りします」と皮肉たっぷりに返しました。
職場の社宅を借りられた私は、満を持して離婚を切り出しました。夫からの暴言を録音していたこともあって、わずかではありますが慰謝料を得ることに成功。
夫は慰謝料と養育費の支払いに苦しみ、昼夜働きづめで大変な生活を過ごしているそう。妻を見下し続けた夫の末路、まさに因果応報ですね。
娘も保育園で楽しく過ごしており、私と娘の2人の生活はとても充実しています。専業主婦で家にいるからといって、休んでいるわけではありません。狭い視野で物事を見て、相手を批判するような夫とは別れて正解だったと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
ベビーカレンダー編集部