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【MLB】ドジャースと再契約のカーショー「引退は自分の意思で決めたい」 負傷続きも……「このまま終わるのは違う」

  • 2025.2.14
クレイトン・カーショー(C)ロイター
SPREAD : クレイトン・カーショー(C)ロイター

ドジャースは13日(日本時間14日)、フリーエージェント(FA)となっていたクレイトン・カーショー投手との再契約を正式発表した。球団公式Xは「ロースターボーナスと先発登板ボーナスを含めて年俸750万ドル(約11億4000万円)の1年契約を結んだ」と伝えた。通算212勝を誇るレジェンド左腕は、ドジャースで18シーズン目を迎える。

■今オフも複数個所にメス

カーショーに関しては再契約が既定路線で、キャンプ初日からチームに合流。フィジカルチェックを経ての正式発表となった。
生え抜きの大エースは練習後、取材に対応。「私はドジャースの一員だ。この球団には本当に感謝している。時には、その価値を十分に認識できていなかったかもしれない。でも、キャリア全体を通じて1つの球団にいられることが、どれほど特別なことか。それを考えると、本当に素晴らしいことだ。スポーツ界全体を見渡しても、それを成し遂げた人々は特別な存在だし、本当に貴重なこと。その意味を見失いたくない」と話し、チームへの帰還を喜んだ。
36歳のカーショーはオールスターゲームに10度出場し、サイ・ヤング賞を3度受賞というスーパースターだが、2023年11月に受けた左肩手術の影響もあり、24年は27試合の登板にとどまった。また、今オフも左膝半月板の修復手術を行ったほか、左足親指のつま先にもメスを入れた。

■「最後のリハビリと願う」

今季もまずはリハビリ、そして5月中の復帰を目指すという。「これが最後のリハビリだと願っている。もう十分だ」と話した。
その上で「リハビリが理由でプレーをやめることはしたくない。ケガのせいで『もうできない』とは言いたくないんだ。できれば、自分の意思で引退を決めたい。それがいつになるかは分からないけどね。チームは昨年ワールドシリーズを制覇したが、ちょうど今が潮時だとは思えなかった。負傷者リスト(IL)に入った形で、現役を終えるのは自分が思い描いていたものとは違ったんだ」とし、不完全燃焼のままリタイアすることに抵抗があったと述べた。
デーブ・ロバーツ監督もカーショーの決断を歓迎。「たとえば、(新加入の)ブレイク・スネルは、彼のすぐ隣のロッカーを希望したんだ。そういうところを見れば、このクラブハウスや球団にとって、彼の存在がどれほど大きいか分かると思う」とコメントした。サイ・ヤング賞2度受賞のスネルでさえ、さらなる成長のためにカーショーのそばにいることを選んだという事実が、指揮官が信頼を寄せる理由となっているようだ。
なお、ドジャースは「40人枠」に空きを作るため、リバー・ライアン投手を60日間のILに移した。

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