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肌のぽつぽつ「脾粒腫(はいりゅうしゅ)」かも!今からできる予防法2選

  • 2025.2.14

ふと、鏡を見ると目の周りや鼻先にできている1~2mmくらいの白いぽつぽつ。

この謎のデキモノが気になっている……という方はいませんか?

それは、「脾粒腫(はいりゅうしゅ)」の可能性があります。

今回は、脾粒腫の正体や、脾粒腫ができる理由、予防方法まで、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。

肌にできた白いぽつぽつは悪いもの?

女性
出典:Unsplash

「脾粒腫」は、「丘疹(きゅうしん)」と呼ばれる隆起した発疹の一種です。

白色、もしくは黄白色で、大きさは1~2mmくらいという点が特徴です。

脾粒腫は、脂肪ではなく古い角質です。

炎症や膿ではないので、基本的に放置していても問題ありません。

しかし、外見上気になるという場合は、皮膚科や形成外科で、除去治療する方法もあります。

脾粒腫ができる理由

エクスクラメーションマーク
出典:Photo-ac

脾粒腫ができる原因は、毛穴の奥の毛包という袋状の部分に、角質が蓄積することによって起こります。

原因が特定できない「原発性」、怪我など外的要因がきっかけで起こる「続発性」というタイプの2種類です。

脾粒腫は、傾向としては汗かきの人や、水ぶくれができやすい人に多いといわれ、加齢によってもできやすいといわれます。

セルフケアで完治は難しい!?今からできる予防法

化粧品
出典:Unsplash

脾粒腫は、乳児にできたものは自然に消える場合がありますが、大人の場合、自然治癒することはほとんどありません。

治療は針を使い内容物を押し出す外科的方法や、レーザー治療などがメインになり、セルフケアは難しいでしょう。

脾粒腫を作らないために、今からできる予防方法をご紹介します。

紫外線対策

紫外線は、コラーゲン破壊によるシミ・シワの増加や、メラニンの過剰生成によるシミの増加だけでなく、脾粒腫の発生を促す原因になります。

過度に紫外線を浴びることは避け、UV対策を行いましょう。

肌の露出を避ける、UVカット素材の衣服を着て、日差しが強いときは日傘を差す、できるだけ日陰を歩くといった日常からの心がけが大事です。

紫外線は夏だけでなく、冬も降り注いでいるので、一年を通してしっかりと紫外線対策を行いましょう。

スキンケアの見直し

脾粒腫は、皮膚の角質が毛穴に詰まることで起こるので、角質ケア化粧品・美容液などで対処するといいでしょう。

洗顔する際は肌を強く擦りすぎず、泡で汚れを浮かせてから、優しく洗います。

また、油分の多いクリームは避け、さっぱりした化粧水や乳液で保湿を行うといいでしょう。

肌質改善には漢方薬もおすすめ

生薬
出典:Unsplash

脾粒腫の原因になる角質の毛穴詰まりを起こりにくくするには、漢方薬の使用もおすすめです。

漢方薬は、からだのバランスを整え、体質を改善して、不調にアプローチできます。

体質改善のために食事のコントロールや、運動を行うのは少しハードルが高いかも……と思う方でも、毎日漢方薬を飲む方法であれば、簡単に持続できるでしょう。

漢方薬で肌質改善を行う場合、
「肌の新陳代謝を促進し、紫外線のダメージを和らげる」
「ホルモンバランスの乱れを整える」
「皮脂を調節し、過剰な分泌を抑える」といった作用が期待できる生薬を含む漢方薬を使用しましょう。

<肌質改善におすすめの漢方薬>

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血流を促進し、肌の栄養不足を補ってシミを改善します。

桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)

血流をよくして肌に栄養を与え、水分代謝を改善して、にきびやシミ、肌荒れを改善します。

漢方薬は体質との相性もとても重要です。

体質と合っていない漢方薬を使い続けても本来の効果が期待できないどころか、副作用が起きる場合もあります。

漢方薬に精通した医師や薬剤師に、体質に適した漢方薬を提案してもらいましょう。

漢方薬をもっと気軽に活用したいなら、オンライン漢方薬の「あんしん漢方」がおすすめ。

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脾粒腫を作らないために

脾粒腫は、古い角質が毛穴の奥に詰まって起こります。

基本的に自然治癒は難しく、皮膚科や形成外科で除去手術する方法があります。

脾粒腫を作らないためにも、日常から紫外線に気をつけ、スキンケアをこまめに行い、予防しましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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