子どもが4歳のとき、体操教室に通わせていました。ある日、いつも通りにレッスンが始まると、ひとりのママが2歳くらいの下の子を連れてやってきて……。
困惑する周りのママ。コーチが注意すると…
体操教室では安全面に配慮して受講生以外の子どもの参加は禁止されていたのですが、そのママは「少しだけだから」と言って下の子をレッスンに混ぜ始めたのです。先生がやんわり注意しても「大丈夫です。うちの子は邪魔になりませんから」と軽く受け流し、まったく聞く耳を持ちませんでした。
見ていると、その子はほかの子の順番を横取りしたり、用具を勝手に持ったりしています。先生が対応に追われるなか、そのママはスマホ片手に写真を撮り続け、「かわいいでしょ〜?」とほかのママたちに自慢げに話しかけていました。周りは困惑しながらも直接注意するのをためらい、何も言えませんでした。
結局、下の子が危険な動きをしてレッスンが進まないので、先生が真剣な口調で「お母さん、ルールを守っていただけませんか」と伝えました。すると彼女は「私は悪いと思いません。そんなこと言うなら辞めます!」と言い放ち、教室を去っていき……。その場は静かになりましたが、なんとも後味の悪い出来事でした。
このエピソードのあと、先生が保護者全員にルールの再確認を求める通知を出しました。これにより、安心して通える環境が整いましたが……。親として自分の行動が子どもに与える影響を考え、模範となる振る舞いを心がけたいと改めて感じました。
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ルールを守らない人がいると、周りが迷惑しますよね。今回はコーチがしっかり注意してくれたのでよかったですが、“自分さえよければ”ではなく、一緒にいる人のことも考えて行動したいですね。
著者:渡辺ふみ/30代 女性・会社員。7歳娘を育てるママ。最近、投資に興味がある。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
ベビーカレンダー編集部