北欧ものと呼ばれるプロダクトの奥をのぞけば、彼らの生活の営みがあり、大事にしている伝統がある。そんなプロダクトを、小さなストーリーとともにご紹介します。
サウナとコーヒー。日常になくてはならないもの。
翡翠色の光沢とフォルムが出色、ビーカーなどでも使われる耐熱ガラスのマグカップと、ジョージ・ソーデンがデザインを手がけた、磁器製のコーヒーポット。極薄のステンレススチールで作られたフィルターソフトブリュー™ で抽出する、モダンで香り豊かなコーヒータイム。コーヒーポットcoffee M ミント¥14,520、ボロシリケイトマグ2 個セット ジェードグリーン¥8,580 /ともにHAY Japan(ヘイ トウキョウ)
人はもっと、リラックスしていい。そう気づかせてくれる北欧。スウェーデンのフィーカ(fika)、フィンランドのカハヴィタウコ(ka hvitauko)は、いずれもコーヒーで憩うひとときを大切にする言葉。「仕事の合間にコーヒー休憩をとりなさい」と国が法律を定め、義務化までしている。
サウナの発祥はフィンランド。流行じゃなく、完全に日常。一家に一サウナはもちろん、ビジネス上での「サウナ接待」もある。
サウナとコーヒー、ともに心までも深く温めてくれるもの。
フィンランドで最も長い歴史を持つサウナグッズブランド〈サウニア〉から。熱した石にアロマウォーターを注いで水蒸気を発生させる“ ロウリュ”のセット。優美な色とかたち、木のハンドルも特徴的なサウナバケツセットは、ワインクーラーにも使えそう。サウナバケツセット ゴールド¥24,200
onKuL vol.19(2023年10月売号)より。
photograph:Takafumi Matsumura
styling:Mariko Nakazato
text:Mitsuharu Yamamura
re-rdit : ONKUL