アストロズからFAとなっていたアレックス・ブレグマン内野手が12日(日本時間13日)、レッドソックスと3年総額1億2000万ドル(約185億1000万円)で契約を結んだと米複数メディアが報じた。『ジ・アスレチック』のチャンドラー・ローム記者の情報によると、2度のオプトアウト権も含まれており、ブレグマンは毎年シーズン終了後に権利を行使するかを選択できる。
オフシーズン最後の大物FAとして注目されていたブレグマンの去就は、アストロズ残留ではなくア・リーグ東地区の強豪レッドソックスだった。吉田正尚外野手ともチームメートになる。
■交渉が難航したアストロズには残留せず
現在30歳のブレグマンは、2015年のドラフト1巡目全体2位でアストロズに入団。16年にメジャーデビューを果たし、18年には31本塁打、翌19年には41本塁打、112打点、OPS1.015の大活躍。強打の三塁手としてチームをけん引した。
直近3年間は年間25本塁打前後に留まり、昨季は145試合の出場で打率.260、26本塁打、OPS.768。打撃はやや低調気味だが、三塁手の守備ではア・リーグ2位のOAA(Outs Above Average)+6を記録し、自身初のゴールドグラブ賞に輝くなど攻守は健在。オフシーズン最後の大物FAとして去就が注目されていた。
米メディア『USAトゥデイ』のボブ・ナイチンゲール記者のXによると、ブレグマンはタイガースから6年1億7150万ドル(約264億2000万円)、カブスから4年1億2000万ドル(約185億1000万円)のオファーをされていたが、レッドソックスとの高額な短期契約を結んだとのこと。レッドソックスは早い段階からブレグマンをターゲットとしており、アレックス・コーラ監督も熱心にラブコールを贈っていた。