溝辺鹿児島空港近くのバレル・バレーPRAHA&GEN
あの焼酎のボトルの所と言えば誰もがご存知だと思いますが。
その敷地に、昨年、11月に、ホテルが、オープンしました。「麹・発酵ホテルGEN」です。
平家建てのお部屋は、異国情緒あふれる作りで、エリアに、一歩足を踏み入れた瞬間から幸せな気持ちになります。
ホテルのフロントで、案内図と鍵を受け取り、施設内の説明を受けて、いよいよ部屋のロックを外し扉を開けます。
シングルルームですが、室内はとても広々としています。使いやすいL字型のデスクもあり、椅子も木製でおしゃれです。奥には、洗面台、トイレ、シャワールーム完備です。
お楽しみのディナータイム
以前から、こちらのホテルには宿泊してみたいと思っていたのですが、今回、「上柿元シェフX麹・発酵ホテルコラボレーションディナー」のイベントが開催されると伺い、すぐに予約を入れたのでした。お食事だけという選択肢もあったようでしたが、美味しいお食事には美味しいお飲み物もということで、迷わず、宿泊込みで申し込みました。
ディナー会場は、宿泊者専用レストランの「リトル・プラハ」です。半個室で、プライベートな空間でありながら、イベントとして楽しむこともできる感じです。
「麹水のハイボール」で乾杯の後、最初の一皿は「オレンジ風味の麹豚リエット」です。こちらをいただいている時に、上柿元シェフ自らご挨拶に回って来られて「手づかみでどうぞ」と仰った通り、豪快にいただきました。
次は「鹿屋産カンパチのフィメ 地元有機野菜のマリネ添え」です。会には霧島市長も参加されていて、地元の美味しいもの一緒に味わっていらっしゃいました。
そして「北海道産ホタテ貝 地元産鯛のクネル入りのスープ ゆずの香り」です。香り豊かで、心まで溶かされるようなスープでした。昨年、松元のイベントで、上柿元シェフの限定スープをいただいた時にも、私のイメージするスープとまるで違い感動したことを思い出しました。
「霧島有機サーモンにオリーブオイル焼きトマト入りのアンチョビソース添え」をいただきながら、霧島でサーモンを生産されている生産者さんのお話も聞くことができました。
「鹿児島黒牛の赤ワイン煮 ジャガイモピューレ 人参のグラッセクミン風味」のお肉は日本一の肉の中山ということで、夢のようなおいしさでした。
デザートは「ガトーオペラと木イチゴのソルベとともに」でした。木イチゴのソルベが、蕩ける中に食感の違う物が隠されていて、一口ごとに驚きが訪れ楽しかったです。
「可愛い小菓子とコーヒー」では、「アプリコットショコラ」「木イチゴのジュレ」「フィナンシェ」をいただきました。「ジュレ」は、今まで食べる機会があまりなかったのですが、ジューシーさに驚きました。
大浴場とサウナを堪能
お食事の後は、ゆっくりと入浴です。部屋着は、自分でサイズと柄を選べますので、浴場に持参してください。
入り口で、暗証番号を入力しますと扉が開きます。ロッカーも完備されています。利用出来る時間は、チェックイン後、14時から23時と翌朝の6時から10時までです。
そしてセミナールームのカウンターには、コーヒー、紅茶、スープに、ちょっとしたお菓子なども用意されています。
何より嬉しいことに、ビール醸造所で作られたばかりのクラフトビールが、サーバーから注ぎ放題でした。もちろん焼酎も、用意されていましたよ。
ディナーで、シェフに、お料理に合うワインを提供していただき、ほろ酔いでしたが、結局ビールも頂いてしまいました。
朝食会場へ
翌朝の朝食会場は、「霧島こうじ蔵GEN」です。
減農薬のお米、玄米麹味噌の味噌汁、ホテルの庭で麹を食べている鶏の朝とれの卵、塩麹のカマス、麹入りのオレンジジュースと身体に良いものをたっぷり取り込める、朝ごはんでした。
チェックアウト前には、売店に立ち寄りました。焼酎や甘酒の試飲コーナーや、昨日、大浴場で使用した、ヘアケア、スキンケア商品なども並んでいました。ちなみに宿泊者は、お部屋の鍵を持参すると10%オフで購入できるので、買っちゃいました。
こちらのホテルお部屋数が少ないのですが、元々「麹ソムリエ講習」を受講される方に向けての宿泊施設としてのスタートだったそうです。準2級から特級の資格を取得できます。私が宿泊した翌日が、講座だったので受講生の方とお話しする機会がありましたが、金沢、小田原、横浜からと県外の方が、多く参加されていました。気になる方は、ぜひお問い合わせください。 今回の宿泊は、上柿元シェフの限定プランでしたが、いつもは、麹たっぷりのディナーを用意されているそうですので、次は、そちらを楽しみにまた、訪れたいと思いました。