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娘が公園で大ケガをし流血…小児科、整形外科にも断られパニック!どこに行けばいいのか悩んだ結果!?

  • 2025.2.13

当時、私は妊娠7カ月でした。おなかもだいぶ大きくて、満足には動けない状態……。けれど外遊びが大好きな4歳の長女を我慢させてばかりはかわいそうで、2人で公園に通い続けていました。まさかその結果、長女をもっとかわいそうな目に遭わせることになるとは思いもしなかったのです。

突然の転倒! 慌てて頭部を確認したら…

17時過ぎ、公園でひとしきり遊んだあとのことです。柵に腰かけた長女が、勢いよく後ろに転倒! 私は手を伸ばしましたが間に合わず、長女が倒れた先にはコンクリートの段差が……。

もちろん長女は大泣きです。慌てて娘の後頭部を確認すると、傷口は髪の毛でよく見えませんでしたが、首筋につーっと赤い血が。私はとにかく必死に長女をなだめながら、どうにか抱っこで自宅まで戻りました。

小児科にも整形外科にも断られた!?

まだ流血している患部を軽く洗ってタオルで抑えたあと、改めて見てみると、後頭部が2cmほどぱっくり割れていました。私はまず小児科に電話をしたのですが、「ケガは整形外科へ」と言われました。

しかし整形外科では、「頭のケガは脳神経外科が専門なので、うちでは無理です」とのこと。初めての大きなケガで、私はどこを受診したらいいのかわかりませんでした。

そうこうしているうちに18時を過ぎてしまったので、すがる思いで#8000の「子ども医療電話相談」(※)に電話をかけると、「近所の総合病院の夜間救急へ行ってください」との指示が。

私は一度、総合病院に電話を入れ、ちょうど帰宅した夫と3人ですぐに、救急外来へ駆け込みました。

(※)「子ども医療電話相談(#8000)」:休日・夜間の子ども症状にどのように対処したらよいか、病院を受診したほうがよいのかなどの判断に迷ったときに、小児科医師・看護師に電話相談ができる事業。全国同一の短縮番号#8000をプッシュすることにより、住んでいる都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からアドバイスを受けられます。

救急外来で縫合してもらいひと安心

レントゲンの結果、外傷だけで異常はなし。傷口はぱっくり割れていたので、縫合をしてもらいました。しかし待ち時間が長く、終わるまでに4時間かかった上に、長女は治療が痛くて大泣き。

一生懸命お医者さんに「やめて」と訴える姿は見ていてかわいそうで、私は「ごめんね」と何度も繰り返しました。治療が無事に終わってその日に帰宅。

長女は翌日にはすっかり元気に。その後、保育園は1週間お休みとなりましたが、1週間後には抜糸も済みました。

外遊びが大好きな長女を遊ばせてあげたくて連れて行った公園でしたが、大ケガをさせてしまっただけでなく、医師の指示により、患部をきれいに保つため結局1カ月も外遊びができない事態となってしまいました。妊娠中だけでなく、子育て中は子どもにケガをさせないよう、無理のない範囲で遊ばせることが大切だと学んだ出来事でした。

◇ ◇ ◇

頭のケガは重症の場合、命に関わる危険性があります。子どもが頭を打ったときや、頭部に外傷を負った場合は、CT検査やMRI検査が必要な場合があるため脳神経外科を受診するようにしましょう。

また、夜間や休日など診察時間外にケガをしてしまった際、処置や受診する病院に悩んだ際には、「子ども医療電話相談(#8000)」に電話で相談すると安心です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:高橋 由紀/30代女性。2021年生まれの長女と、2024年生まれの男女双子を育てる3児の母。「書くことが好き!」を生かし、会社員をしながらライターとして、執筆中。双子が同時に泣いたり、長女ちゃんまで同時に怒り始めたり、てんてこ舞いな毎日を楽しみながら乗り切っている。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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