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いまの私にちょうど良い、「パンテール ドゥ カルティエ」のミニ。

  • 2025.2.14

1月のとある週末、韓国へ遊びに行きました。

ボーティングタイムの10分前、ふらりと入った羽田空港内のカルティエのブティックにて、出合ってしまったのです。

それは、いつか手に入れたいと狙っていた「パンテール ドゥ カルティエ」のミニ。

搭乗開始までのラストミニットで試着をさせて頂き、「これはいまここで買うべきだな」と妙に腑に落ちて即決しました。

コマを詰めて頂いたり、ラッピングして頂く時間もなく、着の身着のままでとりあえず購入したため、後日、カルティエのブティックに持って行き、調整して頂きました。

搭乗直前の勢いで購入した時計でしたが、あの時に秒で決めた自分を褒めてあげたい。それくらい気に入っています。

手首に添ってしなやかにうねり、銀色に輝くステンレススチールの硬質な光。正方形のベゼルに控えめにあしらわれた8箇所のビス。スピネルのリューズのネイビーとリンクする青針。アールデコを感じさせるクラシックなローマンインデックス。

装飾品という枠を超えた「用の美」に根差しながらも、美しいブレスレットのように完成されたデザイン。毎日つけても全く飽きが来ず、控えめで気負いなく身につけられて、まさに今の私にちょうどいい。

これがいまの私の定番の手元です。

パンテール ドゥ カルティエに合わせるのは、さまざまなタイミングで購入したリングたち。ゴールドもシルバーもミックスしてつけています。

レポシのアンティフェール、エツコソノベのメタモルフォーシスクォーツ、カルティエのトリニティ、パリの蚤の市で購入したヴィンテージのシグネットリング、ティファニーのパロマ・ピカソによる「Love」、ヴィンテージのクラダリング、ニューヨークで買ったThe Lineのシグネットリング。

服は毎日着替えますが、手元はずっとこの組み合わせ。意外と(?)ハートと愛に溢れています。

キラリと光る手首の時計を見るたびに、心が浮き立つ旅の始まりの記憶と、この時計を購入した時のときめきと興奮が蘇るのでした。

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