兵庫県在住の30代女性・Sさんは高校時代、満員電車で通学していた。
その日も人が溢れるほどの電車に乗り込もうとしたのだが、その時......。
<Sさんからのおたより>
16年ほど前のことです。当時私は高校生で、いつものように満員電車に乗って通学していました。
朝8時頃、JR尼崎駅で乗り換えをする時、溢れた満員電車に乗ろうと、後ろ向きで人に押されながら電車に乗り込もうとして......。
両脇にいた男性たちが...
その時、私の右足がホームと電車の間に太ももまで落ちてしまいました。
人で溢れかえったホームで、今電車が発車したら私の足がなくなるどころか死ぬ!と思いました。
両手で一生懸命体を持ち上げようとしましたが、足が深く入ってしまっていて持ち上げることができません。
すると、両隣にいたサラリーマンの方かな? 2人の方が私の両脇を抱えて持ち上げてくださいました。
助かった......。心からありがとうと思ったのですが、恐怖に怯えた私は全身が震え、「ありがとうございます」の一言すら言うことができませんでした。
あの時、助けてくださった方、本当にありがとうございました。
この場を借りて、ありがとうが届くといいなと思い投稿させてもらいました。
(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)