私が妊娠中、初めて義母と子育てについて話したときのことです。つわりがひどく家事も満足にこなせない自分を情けなく思い、義母に「こんな状態でちゃんと母親になれるのか心配です」と正直に打ち明けました。
心の支えになった義母の言葉
すると義母は「何言ってるのよ、あのね、母親なんて誰だって最初は初心者よ。私だって、産後すぐに家事も育児も全部はできなかったわ」とやさしい言葉をくれました。さらに「完璧な母親じゃなくても、子どもはママのことが大好きだから安心して」とやさしく励ましてくれたのです。
義母の言葉に救われた私は、それ以降「無理に完璧を目指さなくてもいい」と思えるようになりました。そのおかげで、育児が始まってからもつまずくたびに義母の言葉を思い出し、無理せず自分のペースで取り組めていますし、気持ちを軽くすることができました。
義母のやさしさと経験に裏打ちされた言葉は、今でも私の支えになっていて、きっと一生忘れないと思います。悩んでいる人にそっと寄り添い、力になるやさしい言葉をかけられる人でありたいと思うきっかけとなった出来事です。
著者:山本 花子/30代女性・主婦
2歳の息子を育てる母。現在は専業主婦。趣味はガーデニングと編み物。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
ベビーカレンダー編集部