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過去の言動の間違いに気付いた夫「昔叱った件だけどさ…」怯える妻にどう伝える?<モラ夫から脱却>

  • 2025.3.9

桜井カスミさんは専業主婦。夫・アキトさん、幼稚園へ通う娘・モモナちゃんと3人で暮らしています。とてもやさしく紳士的だった夫は、結婚後にモラハラ化。家事も育児も丸投げし、夜には無理やり行為に及び、カスミさんは毎日我慢を強いられる生活を送っていましたが、夫がモモナちゃんにけがをさせたことで限界がきて、家を出ました。

モラハラ当事者の会のカウンセリングを受けた夫は、自らカスミさんの笑顔を奪っていたことに気づき、カスミさんへ話し合いを求める手紙を送りました。

カスミさんは自分の心を強く持って夫と接することを決意し、期限付きで自宅へ。夫はこれまでと違ってリアクションが薄いカスミさんや、モモナちゃんの予想外の行動に苛立ちを募らせますが、カウンセラーにはすべて自分がまいた種であると返されます。

味方になってくれる人を求めた夫は、モラハラ加害者が話し合うオンライン会に参加します。

「自分が過去に子どもとのお出かけで怒鳴ったことを妻が今さら蒸し返してくる」「不満があるならその時に言えばいい」と愚痴を吐いたところ、参加者から「あなたが言えない環境を作っていた」「モラハラ被害者が受けた傷をなめてはいけない」と指摘を受けたのでした。

再び週末を迎え、カスミさんと対峙した夫は……?

初めて理解できた妻の気持ち

「すまなかった!」

夫は、大人げなかった行動や父親らしからぬ無責任さ、感情的になって怒りをぶつけたことについて謝罪。

今までにない夫の姿に驚くカスミさん。

「私の気持ち、わかってくれてありがとう」

夫が初めて自分の気持ちを理解してくれたことに「ありがとう」と素直な気持ちを伝えたのでした。

カスミさんの気持ちから目を背け、自分の感情ばかりぶつけていた夫。

カスミさんの視点に立って考え、思いを口にすることでようやく気持ちが理解できたようですね。

自分に余裕がなくなると、相手を思いやる気持ちも失いがちになってしまいます。感情が高ぶったときには、一度距離を置いて相手目線で気持ちを想像してみるといいかもしれません。

今後も、夫がカスミさんの気持ちに少しずつ寄り添えるようになっていけるといいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター しろみ

ベビーカレンダー編集部

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