みずみずしい旬の「ブロッコリー」。そんなブロッコリーのおいしさを存分に楽しめる３品を詰め合わせたとっておきのお弁当を、栗原心平さんに教わりました。
心平さんいわく「ブロッコリーは食べごたえがあって彩りも鮮やかな、お弁当に欠かせない定番野菜の一つだよね。切り方や合わせる素材によって、主役にもわき役にもなれるから、買っておくとなにかと重宝する。栄養豊富なのもうれしいよね。」とのこと。
●ブロッコリーと豚バラのレモン炒め弁当●
ブロッコリーの切り方を変え、炒めもの、オムレツ、ご飯にフル活用。ブロッコリーの甘みを引き立てる、レモンやバターの香りを上手にきかせた洋風弁当です
主菜『ブロッコリーと豚バラのレモン炒め』のレシピ
材料（1人分）
ブロッコリー……30g
豚バラ薄切り肉（しゃぶしゃぶ用）……50g
にんにくの薄切り……1/4かけ分
鶏ガラスープの素（顆粒）……小さじ1/3
レモン汁……小さじ1
塩
粗びき黒こしょう
酒
ごま油
作り方
（1）下ごしらえ
ブロッコリーは小房に分ける。豚肉に塩ひとつまみ、粗びき黒こしょう少々をふる。鶏ガラスープの素、レモン汁と酒小さじ1を混ぜ合わせる。
（2）フライパンで炒める
フライパンにごま油小さじ1を中火で熱し、豚肉、にんにくを入れて炒める。肉の色が半分くらい変わったら、ブロッコリーを加えて炒める。ブロッコリーのつぼみの部分がしんなりしたら、（1）で合わせた調味料を加え、汁けがなくなるまで炒める。
【ここがポイント】
ブロッコリーは小房に分けて使いますが、大きい場合は縦半分に切ったほうが早く火が通ります。レモンの風味で後味さっぱり。
副菜『ブロッコリーオムレツ』のレシピ
材料（1人分）
ブロッコリー……20g
卵……1個
塩
粗びき黒こしょう
バター
作り方
（1）下ごしらえ
ブロッコリーは粗いみじん切りにする。ボールに卵を割りほぐし、ブロッコリー、塩ひとつまみ、粗びき黒こしょう少々を加えて混ぜる。
（2）フライパンで焼く
直径18㎝くらいのフライパンにバター5gを入れて中火で熱し、バターが溶けたら（1）の卵液を流し入れる。全体をかるく混ぜ、フライ返しなどで半分に折って形を整える。かるく焼き色がついたら上下を返し、1分ほど焼く。
【ここがポイント】
全体にむらなく火が通るように、ブロッコリーは粗く刻んで卵液に混ぜ込みます。柔らかい卵とブロッコリーの食感の違いが楽しい一品です。
ご飯『ブロッコリーのピラフ風』のレシピ
材料（１人分）
ブロッコリー……20g
ベーコン……1/2枚（約10g）
温かいご飯……茶碗1杯分（約150g）
洋風スープの素（顆粒）……小さじ1/4
バター
作り方
（1）下ごしらえ
ブロッコリーは1cmくらいの小房に分ける。ベーコンは5mm四方に切る。
（2）電子レンジで加熱する
耐熱のボールにご飯、ベーコン、バター5g、ブロッコリーを順に重ね入れ、ふんわりとラップをかける。電子レンジで2分ほど加熱し、熱いうちにスープの素を加えて、全体をさっくりと混ぜる。
【ここがポイント】
ブロッコリーはご飯となじみがいいように小さめに切るのがコツ。ベーコンを味出しに加えることで、ブロッコリーの甘みが際立ちます。
だけうま弁当をおいしく仕上げるコツ！
●短時間で火を通すために
「ブロッコリーは細かく切る」
じつはブロッコリーは生でも食べられる野菜。必要以上に火を通すと食感がわるくなるので、卵液に混ぜ込んだり、レンチンしてピラフにするときは細かく切ったり、刻んだりして短時間でほどよく火が通るようひと工夫して。
ブロッコリーのさまざまな食感を楽しめる、だけうま弁当。旬のブロッコリーで、ぜひ作ってみてください。