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森にも、街にも。フィンランドに根付くマザーツリー・白樺のひみつ【北欧の伝統と生活】

  • 2025.2.12

 

北欧ものと呼ばれるプロダクトの奥をのぞけば、彼らの生活の営みがあり、大事にしている伝統がある。そんなプロダクトを、小さなストーリーとともにご紹介します。

 

“マザーツリー”白樺のひみつ。

森にも、街にも。フィンランドに根付くマザーツリー・白樺のひみつ【北欧の伝統と生活】

 

故郷を想うとき、フィンランドの人が心に浮かべるのは、あの木の風景。1988年、国民投票で国樹として認められたという白樺。その上品で華奢なルックスから、謳い文句は「高原の白い貴公子」。だけど現地の人がいにしえより敬愛を込めて呼ぶのは「マザーツリー=母なる木」のほう。氷河時代が終わり、荒れたスカンジナビアの地に真っ先に根付いた、自然と文化の生みの親。

今もなお、森でも街でも至るところで見かけ、また材質としても優秀なことから、カゴなど多くの工芸品にも活用。白樺は暮らしのそばで母のように人々を見守り、添い寝している。

 

森にも、街にも。フィンランドに根付くマザーツリー・白樺のひみつ【北欧の伝統と生活】
出典 FUDGE.jp

 

onKuL vol.19(2023年10月売号)より。

photograph:Takafumi Matsumura
styling:Mariko Nakazato
text:Mitsuharu Yamamura
re-rdit : ONKUL

 

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