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【医師・友利新さんに聞く】免疫力の育て方「免疫力で大事なのはバランス」発酵性食物繊維がカギ!

  • 2025.2.11

歳を重ねても魅力的に輝くには、心身ともに健やかに元気な状態でいることが大切。
年齢ならではのマイナス要素に負けない免疫力を育てて、朗らかに、機嫌よく過ごしましょう。
今回は、医師・友利 新さんにお話を伺いました。

医師
友利 新さん
内科・皮膚科医。都内2か所のクリニックに勤務する傍ら、TVや雑誌、講演会への出演など幅広く活躍中。医師の立場から美容と健康を追求し、美しく生きるためのヒントを発信。自身のYouTubeチャンネルも人気。

発酵性食物繊維をとり、短鎖脂肪酸を増やす食生活を

医師の目線で、年齢を重ねても健やかでいる秘訣を的確に伝えている友利新先生。
免疫について伺うと「高めるだけではなく、バランスを整えるのが大切」とアドバイスが。

「免疫は体に備わった防御機構です。病原体やウイルスが体内に入るのを防いでくれますが、実は、免疫がただ高ければいいというわけではありません。
例えば花粉そのものは悪いものではないけれど、免疫が強すぎると花粉を異物だと判断し、過剰に反応して目がかゆくなるなどの症状が起こります。免疫は上がりすぎても下がりすぎてもよくないのです」

先生ご自身がいつもご機嫌でいるために意識していることも、免疫のバランスを整えるべく、適度な運動と十分な睡眠、偏りのない食事をとること。

「発酵性食物繊維をとり、腸内で産生される短鎖脂肪酸を増やすことを意識。これが免疫バランスに好影響をもたらします」とはいえ、慌ただしさが続くとそのバランスも乱れがちに。

「とくに更年期に差しかかると揺らぎやすくなります。ひとつのものを食べ続けるなど、偏った食生活にならないこと。不安やストレスでも免疫が下がるので、ネガティブな情報に触れず、前向きに過ごすようにしています」

話題の「発酵性食物繊維」ってどんなもの?

豆類や穀物、野菜などさまざまな食材に含まれている発酵性食物繊維。

口にすると大腸に運ばれて腸内細菌のエサになり、善玉菌が増えておなかの調子がよくなるだけでなく、免疫バランスに影響を与える短鎖脂肪酸をつくり出してくれるのです。

発酵性食物繊維はひとつのものでとるのではなく、何種類か食べるとより効果的。
日頃の食事のほかに、栄養補助食品も取り入れながら、頻繁に口にするようにしています。

納豆をはじめとする発酵食&五穀米はやはり優秀です

免疫バランスを整えるうえで、発酵食は必須。
1日に必ず何かの発酵食を口にするようにしています。栄養豊富な五穀米や納豆を食べるだけでも発酵性食物繊維をたっぷりとることができます。

朝の果物には、食物繊維はもちろんビタミンCやEなど美肌効果も抜群のキウイフルーツを積極的に。

オールブランはバッグに入れて仕事の合間にいただきます

クリニックにいるときは昼食をゆっくりとれない場合もあるので、朝食と夕食で発酵性食物繊維をとるようにしています。手軽な大麦系のシリアルは朝食の定番。
お気に入りはケロッグの「オールブラン ブランリッチ」で、ジップロックに入れて持ち運び、小腹がすいたときにおやつ代わりに食べています。

腸内環境をサポートする栄養補助食品も活用

バランスよく発酵性食物繊維をとるには、普段の食事だけではなかなか補いきれません。
そんなときに頼りになるのが栄養補助食品「ルルミルク」。

腸内細菌のエサになるルミナコイドという植物成分が含まれていて、短鎖脂肪酸を生み出してくれるので、免疫のバランスを整えたいときにぴったり。

ここ数年、家族のみんなで毎朝飲むのが習慣になっています。

複合ルミナコイドに加え、高密度濃縮乳酸菌を配合した食物繊維加工食品。水やお湯に溶かして飲む。香料、着色料、保存料などは不使用。

ルルミルク 200g ¥4,000(オナカのチカラ)

「オーツミルクに溶かして飲むのがお気に入り。きなこ風味でおいしいですよ」

甘いものが食べたくなったら手作りの発酵あんこを

小豆は発酵性食物性繊維が豊富。ヘルシーな食べ方を探していて出合ったのが発酵あんこ。

小豆(200g)と水(400mL)を入れて炊飯器で2回炊き、その後酒粕(200g)と水(200mL)を入れてつぶしたら、ふたを開けて布巾をかけ、炊飯器の保温モードで一晩おくと完成します。

ルルミルクを少量入れるとコクが出ておすすめ。朝食時やおやつ代わりに食べています。

冷蔵庫で約1週間保存可能。血糖値が上がりにくく少量でも満足感がある。

アイスクリームに添えるとほんのり甘く相性ぴったり。家族にも好評です。

SHOPLIST
オナカのチカラお客様相談室 050-2018-6016

photograph/Emiko Tennichi styling/Kanae Maki(model),Yumi Sano(still) hair & make-up/Mai Hanzawa text/Chie Sakuma

大人のおしゃれ手帖2025年2月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

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