1. トップ
  2. グルメ
  3. ランギロア島、アヴァトル村の一本道を走って、食べる、飲む、買う。【タヒチの島々】

ランギロア島、アヴァトル村の一本道を走って、食べる、飲む、買う。【タヒチの島々】

  • 2025.2.11

Rangiroa

【 ランギロア島 】

ランギロア島の中心、アヴァトル村のある島は、細長く島幅が300m程度とユニークな形をしている。ホテル・キア・オラ・リゾート&スパから村の中心に向かう長い一本道を走るとラグーンと外洋両方が見えるのだ。その道沿いに、ポツポツと店が並んでいる。宿で自転車や車を借りて島の散策に向かおう。家庭料理のランチやワインの試飲を楽しみ、黒真珠を選んだり、お土産を探したり。立ち寄りたい場所をご紹介。

Cave de Rangiroa

カーヴ・ドゥ・ランギロア

フレンチポリネシア唯一のワインを試飲。

アヴァトル村の船着き場から、知る人ぞ知るグリーンラグーンを過ぎたさらにその先にブドウ畑がある。ヤシの木立を抜けると、背の高いサトウキビが並び、ブドウ畑を海風から守っていた。ミネラル感を生む珊瑚の土壌で育つのは、自根苗で植えたカリニャン・ルージュ。赤ワイン品種で有名なブドウで主に白ワインを造っている。

アヴァトル・パス(ラグーンと外洋の水路)の対岸にあるグリーンラグーンは天国のような場所。
ブドウ栽培に適した土地を探し、1997年に3ヘクタールの植え付けからスタート。10年前に植え始めたポリネシア原種のサトウキビからは、アグリコール製法でラム、Mana'oを生産する。
管理の一環として、ブドウ畑は雑草がそのまま、認証はないが一部バイオダイナミック農法を取り入れ、オーガニックで育てている。ブドウ栽培に向かないエリアには、レモンやパイナップルなども。
赤紫色に熟すカリニャン・ルージュを早摘みして、ゆっくりプレスする製法で白ワインに。冬がないので、5カ月ごとに収穫できる。

収穫したブドウは船でアヴァトル村に運び、醸造。そのワイナリーは見学と試飲が可能だ。

熟成の樽が並ぶスペースがテイスティングルーム。ブドウ畑は一般公開していないが、動画で見ることができる。
ヴァン・ドゥ・タヒチの5種類すべて試飲できる。それぞれの個性を味わって。左から、イタリア種5%を加えたロゼ「Rosé de Corail」とドライな白「Blanc de Corail」、50%がイタリア種の甘口ワイン「Monamona de Corail」各2,600CFP、カリニャン・ルージュ100%、2割をオーク樽で熟成させた「Clos du Récif」3,500CFP、それをさらに9カ月アンフォラで寝かせた、まろやかな「Amphore」4,900CFP
2002年にブルゴーニュ地方出身のセバスチャン・テペニエが栽培醸造責任者に。翌年、400本をリリースし、現在は年間33000本まで成長した。

Cave de Rangiroa

カーヴ・ドゥ・ランギロア

B.P. 182, Avatoru, 98775 Rangiroa

tel: 87-79-07-45

営)16:00、17:00、18:00

休)日

料)2,500CFP

要予約

https://vindetahiti.com/

Chez Rua

シェ・ルア

フードトラックで家庭の味をテイクアウト。

その日に獲れた魚や手に入った野菜でポケやカレー、バーガー、フィッシュ&チップスといった、ランチにぴったりのメニューを提供するフードトラック。なかでもハラルはスパイシーなソースにハーブが香る魚料理で、クセになるおいしさ。トラックの前にテーブルがあるので、イートインも可能。アットホームな海の家のような雰囲気も味わって。

手前左から、自家製ソースで生魚と野菜を和えたものにガーリックライスを添えた「Hararu」1,800CFP、本日の魚、クロハギをバオで挟んだ「Bao Burger+Frites」1,700CFP。奥はココナッツウォーター「Coco Frais」500CFP、レモンとパッションフルーツの自家製ジュース「Jus Passion/Citron」600CFP
左から、息子、オーナー、娘、娘の恋人とファミリーで経営。ビーチ沿いに食事ができるテラスを建設中。
道からトラックは見えないので、ラグーンサイドのこのサインをお見逃しなく。

Chez Rua

シェ・ルア

B.P. 191, Avatoru, 98775 Rangiroa

tel: 40-96-83-36

営)11:00~14:00、18:00~21:00

休)日

https://www.facebook.com/TeAoNuiMaramaTane/

Ikimasho

イキマショウ

クオリティが高い、ガンビエ諸島の黒真珠。

タヒチ島から南東へ約1700kmも離れたガンビエ諸島は、水温が低く透明度の高いラグーンに山の養分が流れ込むことから、高品質な黒真珠ができることで知られる。このショップでは、その養殖場から直接買い付け、ジュエリーに加工。ランクごとに分かれた粒から、好みの色や大きさで選んでオリジナルのジュエリーにオーダーするのも楽しい。

約8mmのラウンドは、Aランク12,500CFP、Bランク9,500CFP、Cランク4,000CFP。0.5mmごとに価格が上がる。
左から、ペンダントトップ(WG)155,000CFP、リング(WG)125,000CFP、ペンダントトップ(YG)52,500CFP
フランス人の夫と日本人の妻が経営する。店内に貼られた解説や鑑定書に日本語が添えられているので、気軽に立ち寄って。

Ikimasho

イキマショウ

B.P. 91, Avatoru, 98775 Rangiroa

tel: 40-96-82-24

営)9:00~17:30

休)日

https://www.tahitigemfair.com/

Rairoa Création

ライロア・クレアシオン

お土産のランギロアハニーを探しに。

地元のアーティストによるパレオやTシャツ、アクセサリーなどを扱うショップでチェックしたいのは、1998年創業のメリ・ツアムスのハチミツ製品。ランギロア島のココナッツ、ノニやミキミキなどの花々から採取されたハチミツは希少なので出合えたらラッキー。プロポリススプレーやソープ、蜜蠟のキャンドルなども揃う。

ランギロア島の希少なハチミツ、250g 800CFP、500g 1,600CFP。色は濃いけれどあっさりとした味わい。ホテルの朝食などでも提供されている。
ホテル・キア・オラ・リゾート&スパから歩いても行ける。

Rairoa Création

ライロア・クレアシオン

B.P.66, Avatoru, 98775 Rangiroa

tel: 87-21-88-97

営)10:00~18:00

無休

@rairoacreation

Access

タヒチ島からランギロア島まで飛行機で約60分。ボラボラ島から約75分。

●1CFP(フレンチパシフィックフラン)=約1.35円(2025年2月現在)

●日本から電話をかける場合、タヒチの国番号689の後に掲載表記どおりダイヤル。現地では掲載表記どおりにダイヤルしてください。

●ホテルの宿泊料金は、曜日や季節によって異なる場合があります。また、税・サービス料の有無はホテルによって異なります。

●掲載店の営業時間、定休日、商品、料理、サービスの価格などは、取材時から変更になる可能性もあります。ご了承ください。

 

 

 

元記事で読む
の記事をもっとみる