【石田ひかりさん】日々の食生活や心がけ「これからひと山越えなくては。そんなとき、”免疫力上げてこ！”って思います」

歳を重ねても魅力的に輝くには、心身ともに健やかに元気な状態でいることが大切。
年齢ならではのマイナス要素に負けない免疫力を育てて、朗らかに、機嫌よく過ごしましょう。
今回は、俳優・石田ひかりさんにお話を伺いました。

俳優
石田ひかりさん
1972年東京都生まれ。1986年に俳優デビュー。1992年連続テレビ小説『ひらり』でヒロインを演じ、以降数多くの映画・ドラマで主演を演じる。『週末旅の極意2〜家族って近くにいて遠いもの〜』（テレ東系1月9日（木）深夜24:30〜）が放送開始。

季節の移り変わりを愛でながら歩くのが習慣になっています

散歩が好きな父だったので、子どもの頃、よく何駅分も歩かされていました。
当時はなぜ？ と不思議だったのですが、今は父の気持ちがわかるように。
愛犬と一緒に朝の散歩をして、季節の移り変わりを感じられる瞬間が好きですね。
有酸素運動にもなり、下半身の筋力アップにも効果的だと思っています。

好きなことにトライして楽しむことを忘れない

自然体で穏やかな雰囲気をまとっている石田ひかりさん。
最近は自身のYouTubeも開設。アルバイトを体験したり、食料支援など社会貢献について発信したりと、新たなことに挑戦している姿が印象的です。

「ドラマの撮影が続いたりすると、ハードで不規則な生活ですが、私はいわゆる〝健康オタク〟で。高校生の頃から免疫を意識して過ごしていました。でもやっぱり気が緩むと体調を崩してしまったり、目覚めが悪く、やる気のスイッチが入らなかったり。
滅多にないですが、おなかの調子が悪いときに免疫力が下がっているのかもと感じます。ひと山越えなくてはいけないときは、とくに免疫力を意識しますね」

そんなとき心がけているのは心身のバランスを整えること。

「私は動いて元気をチャージするタイプ。好きなことをして楽しい日々を過ごし、世の中に目を向けながらもあふれる情報に振り回されることなく、お風呂で温まり、あー今日も楽しかったと思いながら眠れたら最高ですよね。
ただ最近は無理をし過ぎず、ときどきブレーキを踏むことも必要だと感じています。娘たちが巣立ち、夫とふたり、いつまでも健康で、仲良くしみじみと暮らしていければ幸せです」

いつでも「動ける体」でいたいなって思います

元気でいるために、ほどほどにトレーニングをして、必要な筋肉をキープしなければ！
今、夢中になっているのが山歩き。筋肉を使い、空気が澄んでいて景色がキレイで最高の気分転換になっています。
普段は、転倒してケガをする危険がないエアロバイクを15分くらいするのが習慣です。

最近始めた山登り。最初に挑戦したのは長野県・白馬の八方池。

「白馬三山が映り込む八方池はまさに絶景。」

「人とすれ違うたびに挨拶をしたり、山ならではのコミュニケーションをとるのも楽しみのひとつです」

卵、発酵食品、良質な塩……体に合うものを日々の食生活に

完全食といわれる卵や納豆、キムチ、お漬物などの発酵食品、良質な塩は日頃から意識的にとるようにしています。
ぎゅっと栄養が詰まっているブロッコリーも頻繁に食卓に登場します。

ヨーグルト、きのこ、ごぼうスープ、アルカリイオン水など、健康によいと話題になったものは一通り試してきました。最近は落ち着いてシンプルに。
バランスよく食べ、血糖値スパイクが起きないように気をつけています。糖質はなるべく控え、寝起きに甘いものを食べないように心がけ、食べたら動く！

心の不安定さも自然なことそれを味わいおもしろがる気持ちで

まさに“ミッドライフクライシス”真っ只中。
娘が巣立ち、朝から泣く日もあれば、まったく気にならない日も。将来に不安しかない日とは対照的に、ものすごく前向きな日もあって。
ただ、これは年齢的にとても自然なことだと理解できてからは、できるだけおもしろがろうと思っています。
モヤモヤするときは「語学アプリ」の問題を次々と解いていくと、すっきりしますよ。

photograph／Emiko Tennichi スタイリング／Kyoko Fujii(model),Yumi Sano(still) hair & make-up／Yurie Yamatani text／Chie Sakuma

大人のおしゃれ手帖2025年2月号より抜粋
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この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

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