ハンドメイドママサークルに加入したちさとさん。しかし、サークルを作ったボスママ・マキコに、「若くて顔がキレイだから」という理由で目の敵にされています。展示会でちさとさんに嫌がらせをしようとしたことを、長年付き合いのあった社長夫婦や息子のヒロにすべてバレたマキコ。ヒロは反省するまで絶縁すると宣言し、ちさとさんに後日父親と謝罪に行くと約束しました。数日後、ちさとさんは謝罪に来たマキコの夫から、マキコが罪悪感で寝込んでいると聞かされます。マキコの夫はお金を渡して許してもらおうとしますが、ちひろさんは受け取りを拒否。そこへヒロが現れて……。
ヒロはヘラヘラしながらお金で解決しようとする父親に代わり、土下座で謝罪します。
父親のうわべだけの謝罪にキレる息子
「お金で解決しようとしてる魂胆が丸見えなんだよ!」
ヒロは父親に向かって、自分の子どもが同じ目にあい、ふざけた謝罪をされたらと問い詰めます。
「申し訳ありません……」
息子の言葉に、ようやく事の重大さに気付いたマキコの夫。涙を流しながら、自分のしていることを悔やみました。
そして日を改めて、マキコを連れて3人で謝罪にくると約束。ちひろさんもヒロの誠意を見て、受け入れることにしました。
しばらくして、約束通りちひろさんのもとにやってきたマキコ。
焦燥しきった姿で、泣きながら土下座してきたのでした。
ヒロがちさとさんの気持ちを代弁したことで、マキコの夫は子どもを思う気持ちを思い出せたようですね。
自分の子どもに危害を加えられて、黙って見過ごせる親はいないでしょう。
このままヒロが来てくれなければ、ちさとさんとの溝はさらに深まり、和解はより難しくなったかもしれません。
ヒロが人の気持ちがわかる子どもで、マキコ夫婦は命拾いしたのではないでしょうか。
著者:マンガ家・イラストレーター ミント
ベビーカレンダー編集部