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「40代メイク」神崎恵さんのトレンドコスメBEST3! 繊細に重ねる厚化粧が◎

  • 2025.2.7

可憐な佇まいの奥に、強くてしなやかな自分軸を持った美容家・神崎 恵さん。その生き方や考え方を同世代とシェアする連載「神崎 恵の酸いも甘いもオンナの醍醐味」がウェブに登場! 今回は、2025年のトレンドメイクを教えてもらいます。


2025年の大人メイクは個性で勝負!

【今年のメイクトレンド、特にリップメイクを楽しみたい】

2025年のメイクのトレンドを聞かれたら、すさまじくバリエーションが豊富になったリップメイク、ザクザクッとした大人グリッターが楽しいアイカラーを挙げます。個人的にはカラーマスカラも。とりわけ楽しみたいのがリップメイク。セミマットなものからツヤ、グロッシーなものまで、カラーバリエーションを含めてありとあらゆるタイプのリップが登場、見ているだけでときめきます。
リップメイクには、格別な想いがあります。コロナ禍のマスク着用期間を経て、口もとのメイクの大切さに気づいた人も多かったと思いますが、私自身、マスクを外せるようになって、改めて口紅をつけることの意味を考えるようになりました。 私にとって、口紅はスイッチです。肌と眉を仕上げたら、最初にリップから始め、それに合わせてアイメイクやチークを仕上げると、色使いの幅が広がります。同時に、自分らしさの幅も一気に広がるんですよね。

【似合うもの、に縛られずリップの冒険を!】

その日、その瞬間、手に取ったリップひとつで、鏡に映る自分の表情、景色も鮮やかになります。口紅は、自分の気持ちとダイレクトに関わってくるアイテムなんです。
年齢とともに薄れていく唇の血色感や柔らかさ、透明感などを手軽に操作できるのは口紅の持つすばらしさです。でも、それだけではありません。これだけバリエーションが増えている今、リップは大人が冒険できる格好のアイテムです。実は私、年齢を重ねるにつれ、つける色の幅がぐんぐん広がっています。今日の撮影でつけているリップは大人色のキャメル。これまでは、「自分がきれいに見えるもの、似合うものを」と、自分で勝手に決めた縛りがありましたが、今はもっと自由! 他人の評価より、自分が楽しい、好きなものを選ぶ。それが心地いいのです。

デニムジャケット16万600円、デニムパンツ11万2200円、トップス5万9400円(すべてプラン シー/ブルーベル・ジャパン ファッション事業本部)

【大人こそ厚化粧しちゃおう!】

今、私の中では「厚化粧」がトレンドです。もちろん、メイクにおいて透明感やナチュラル感は大切です。でも、この年齢になれば隠したいところはいっぱいあるし、ならばもう、のせて、重ねて、オンしちゃえ!という気分(笑)。とはいえ、そこは大人ですから、一気に分厚く重ねるのではなく、薄く薄〜く、丁寧に繊細に重ねていくこと。
無難な色はちょっと横に置いておいて、「好きっ♡」とときめく色を、「かわいい♡」とアガるキラキラを、思い切ってメイクに取り入れてみましょう。ありがたいことに、メイク業界の進化はすごい。多機能コスメや大人グリッター、大人の〝ぶっとんだ〞カラーのアイテムもたくさんありますから、ぜひトライを。2025年、大人こそ〝やっちゃえ、厚化粧!〞を合言葉に、自分が好きなメイクを自由に楽しんでみませんか。ちょっとぐらい浮いてもいいじゃないですか。好きな色を楽しむ。メイクの原点回帰です。

☑神崎さんおすすめコスメ3選

[RMKのザクザクグリッターに注目]

「RMKの、溶け切らない霜をイメージした、粒が大きくザクザクしたグリッターのアイシャドウがとても新鮮でした。凛とした雰囲気と洒落感のあるスモーキーカラーも魅力的」(神崎さん)。シルバーニュアンスのグリーンやグレイがかったカーキで スタイリッシュな印象に。RMK シンクロマティック アイシャドウパレット 09 6380円(RMK Division・1/10発売)

[大人リップは血色感を大切に]

「大人メイクで最も大切な血色感を、自然に演出してくれるのがこちらのリップ。朝、鏡を見た時に疲れてるなと感じたら、さっとひと塗り。身も心も高揚します」(神崎さん)。全25色。艶めきが12時間持続するのも嬉しい。ルージュデコルテ クリームグロウ 03G、04G、24G、25G 各5500円(コスメデコルテ・1/16発売)

[意外と合うかも、カラーマスカラ]

「ヴィヴィッドカラーを乗せてみたら意外としっくりきて、むしろ大人の圧が抜けた、なんてことも。まずは、まつ毛にがつんと色を乗せる……、これが結構楽しいのです」(神崎さん)。ファシオの新作は、あどけなブルー、可憐ピンク、はかなげパープルの3色。目もとを春めき色に彩って。まつパ級 フィルム マスカラ(極細)限定3色 各1320円(ファシオ/コーセー・2/16発売)

【神崎恵さん】

かんざき・めぐみ。1975年生まれ。美容家。最新刊『神崎恵のおうちごはん—さあ、なに食べる?』(扶桑社)、『一生ものの基礎知識 美容の教科書』(講談社)が人気、ほか著書多数。多くの女性誌で連載を執筆。3人の息子を持つ母。Instagram @megumi_kanzaki


撮影=遠藤優貴 スタイリング=黒崎 彩〈リンクス〉 ヘア=津村佳奈〈Un ami〉 インタビュー=田中美保 ※GLOW2025年2月号より。

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