おいしくなった冬の春菊と長ねぎを楽しむためのレシピ。甘辛味で炒めた牛肉と一緒に盛りつけ、ざっくりと混ぜていただきます。牛肉は細切りにすると野菜とからみやすく、よりおいしく感じられます。料理研究家の大庭英子さんに野菜が美味しいおうち中華レシピを教えてもらいました。
■“春菊と長ねぎ、牛肉のオイスター炒め”のつくり方
◇材料 (2〜3人分)
春菊:正味100g
長ねぎ:1本
にんにく:1片
赤唐辛子:1本
牛肉:200g(焼き肉用)
片栗粉:大さじ1
油:大さじ1
酒:大さじ1
オイスターソース:大さじ1と1/2
醤油:小さじ1
胡椒:少々
胡麻油:少々
(1)春菊とねぎをカットする
春菊は葉を手で摘む。ねぎは縦半分に切り、斜めせん切りに。合わせて冷水にさらしてパリッとさせ、サラダスピナーで水気をきって器に盛る。
(2)片栗粉を牛肉にまぶす
にんにくは縦半分に切り、包丁でつぶす。牛肉は細切りにしてボウルに入れ、片栗粉をふって手で全体にまぶす。
(3)仕上げ
フライパンに油、にんにく、唐辛子を入れて弱火で香りよく炒め、牛肉を加えて強めの中火で炒める。肉の色が変わったら酒をふり、オイスターソース、醤油、胡椒を加えて調味し、最後に胡麻油をふる。熱いうちに①にかける。
――教える人
「大庭英子 料理研究家」
料理研究家歴40年、ジャンルを超えた幅広いレパートリーを持ち、家庭的なおいしさが多くの支持を得ている。その豊富な経験から中華料理のレシピも数多く持ち、プライベートでも中華料理が大好き。近著に『68歳、ひとり暮らし。きょう何食べる?』(家の光協会)、『大庭さんちの保存食』(文化出版局)などがある。
この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。
文:松原京子 写真:木村 拓