「第30回SC接客ロールプレイングコンテスト全国大会」キャナルシティ博多の磯部さんが大賞・SC接客日本一に！

SC（ショッピングセンター）業界の人材育成、情報の収集・発信、研鑽と交流の促進を大きな柱としてさまざまな事業活動を行っている、（一社）日本ショッピングセンター協会が主催する「第30回SC接客ロールプレイングコンテスト全国大会」が、1月24日（金）にパシフィコ横浜で開催されました。

SC接客ロールプレイングコンテストとは

「SC接客ロールプレイングコンテスト」は、1人６～８分の持ち時間の中、一見客という設定でお迎えからお見送りまで接客ロールプレイング（模擬演技）を行い、話し方や聴き方、ニーズの把握や提案力などを競うコンテストです。

昨年秋に行われた全国７支部８地区での支部大会には総勢835名、さまざまな業種の店舗スタッフが参加。各支部大会で選ばれた代表の28名が、全国大会で接客技術を競いました。

その中で、見事大賞・SC接客日本一に輝いたのは、九州・沖縄大会代表でキャナルシティ博多「バンダイナムコCrossStore博多」に勤務する磯部龍太郎さん！ アミューズメント施設のスタッフが大賞を受賞したのは、同大会開催以来、初めての快挙でした。

表彰式の様子。磯部さんには併せて経済産業大臣賞が贈られました

「お店ではイラストレーター、声優、ミュージシャン、美容師さんを目指す、いろんな“卵”が働いています。その中で、みんながお店を巣立った時に、ちょっと自慢できるような上司になれたらなと思って挑戦を続けていました。それがこんな大ごとになるなんて（笑）。みんな、やったよ！」と喜びを爆発させた磯部さん。 普段の接客は、「さまざまな国や地域、人種、価値観の方がご来店されるので、『平等かつ公平なサービスを提供し、楽しんでいただく』ことを最優先に、ノベルティ代わりの多幸感あふれる思い出をお持ち帰りいただけるよう尽くしています」とのことです。

磯部さんの楽しくサービス精神あふれる接客は、一度体験したら忘れられないインパクト！

同協会人材育成委員会委員長の窪田弘美さん（八重洲地下街株式会社 代表取締役社長）は、総評で、「今回の競技者の自己紹介の中には、お客様にワクワク楽しんでいただきたい、自分もワクワク楽しんで、その気持ちがお客様に伝わって、幸せになっていただきたい、というキーワードがありました。それを最も体現されていたのが磯部さん。審査員全員、最高点でした。ハートを撃ち抜かれ、みんな博多に行って、また磯部さんの接客を受けたい！と思いました。コロナ禍でオンラインの買い物が当たり前になってきた中、リアル店舗に行きたいと思わせるすばらしい接客でした」と絶賛しました。

福岡の店舗スタッフ３名が受賞

このほか、アミュプラザ博多「ウカストア」の中川美結さんがファッション・物販部門準優勝、天神地下街「アズール バイ マウジー」の奥野真愛さんが第30回記念大会賞と、九州・沖縄大会代表として臨んだ福岡の3名が見事全員受賞。おもてなしの街・福岡の接客レベルの高さを実証する結果となりました。おめでとうございます！

ファッション・物販部門 準優勝 中川美結さん（アミュプラザ博多 ウカストア）

第30回記念大会賞 奥野真愛さん（天神地下街 アズール バイ マウジー）

ロールプレイングなのに思わず買いたくなってしまう、流れるような接客技術、ぜひお店で体感してください。 次回「第31回SC接客ロールプレイングコンテスト」は、9~11月に支部大会、2026年1月23日（金）に全国大会を開催予定です。

主催／一般社団法人 日本ショッピングセンター協会