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50代、つらい更年期障害に悩む私が見つけた心の処方箋とは【体験談】

  • 2025.2.7

更年期に入った50代の私。仕事はこれまで普通に取り組んでいたのに、最近はミスが多くなり、自分の存在価値さえ疑ってしまうことがあります。周りには相談できず、自分を責めるばかりの日々。それでも、この波のような感情と付き合いながら、どうにか日常を歩んでいます。そんな私が少しずつ落ち着きを取り戻すきっかけとなったのは、「読書」という心の薬のような習慣でした。

揺れる体調と心の不安

更年期障害が本格的に始まったのは、50歳を過ぎたころでした。突然やってくるホットフラッシュ(何の前触れもなく、顔全体や首筋、胸など上半身に発汗が生じたり、のぼせたりするような状態)や寝汗で日常生活に支障を来し、夜もなかなか眠れませんでした。仕事ではミスが増え、そのたびに「もっと頑張らなきゃ」と自分を責める悪循環に陥っていました。

婦人科を受診し、漢方薬や寝汗を抑える薬を処方してもらったことで体調は少しずつ安定しましたが、心の不安や孤独感は依然として残っていました。ひとりで悩みを抱え込んでいるうちに、気付けば夜に。自分を責める時間が長くなるばかりでした。

読書がくれた心の静けさ

そんなとき、好きなビジネス系YouTuberが勧めていた本に出合いました。何げなく手に取ったその本の中で、主人公が困難を乗り越えていく姿に共感し、「私だけじゃないんだ」と心が軽くなるのを感じました。本を読み進めるうちに、自分を責める時間が少しずつ減り、心が穏やかになる瞬間が増えました。

寝る前の5分

忙しい毎日の中で読書の時間を確保するのは簡単ではありませんでしたが、私は寝る前の5分だけスマホを置いて読書をすることを心がけました。

小説の一節やエッセイの短い章を読むだけでも、心の切り替えができ、リラックスした状態で眠りに就くことができました。この小さな習慣が、私にとって大きな心の支えとなっています。

まとめ

更年期障害と向き合う日々は、私にとってこれまでの自分とは違う自分を受け入れる時間でもありました。婦人科で処方された薬は体を支えてくれ、読書という習慣は心を癒やしてくれました。特に寝る前の5分だけスマホを置いて本を開くことで、心が落ち着き、少しずつ前を向けるようになりました。本が与えてくれる静かな時間を大切にしながら、自分のペースで進んでいこうと思っています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:伊達敦子/50代女性。2008年、2010年、2012年生まれの3児の母。フルタイムで共働きをしながら子育て中。会社員の傍ら、化粧品検定2級・1級やコスメコンシェルジュの資格を取得し、人々の美しさと自信を引き出すために活動している。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)


監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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